「マドレーヌ」と「フィナンシェ」の違いは?
マドレーヌとフィナンシェの由来の違いから
ホタテ貝と金の延べ棒?
「マドレーヌ」と「フィナンシェ」の違いとは?
なんて今さら言うと、ケーキ職人の友人に怒られそうですが、正直言って私は今回
調べるまで区別がついていませんでした。(笑)
マドレーヌというと「なんとなくほたて貝?みたいな形をしたお菓子」という程度の
認識しかありませんでした。
フィナンシェ?聞いたことはありますがマドレーヌとどう違うのかわかりません。
では違いを見ていきます。
(ご存知の方は、ここまででやめてくださいね、恥ずかしいですから、、)
材料の違い
<マドレーヌ>
・卵(卵白も卵黄も使用)
・薄力粉
・ベーキングパウダー
・溶かしバター
<フィナンシェ>
・卵白(卵黄は取り除く)
・薄力粉
・砂糖
・アーモンドパウダー
・焦がしバター
私にはそんなに大きな違いがないように思えますが、薄力粉と砂糖、卵、バターと
ほとんど同じ材料みたいですが、フィナンシェは卵の卵白のみを使用し、アーモンド
パウダーを少し加えて、サクッと軽い食感に仕上げます。
一方、マドレーヌは全卵で作るため、食感はふんわりやわらかになるそうです。
私にとって違いがわかりやすかったのは、それぞれの名前の由来からです。
マドレーヌは、名前の由来については諸説あるようですが、どれもこのお菓子を
作った女性の名前にちなんで名付けられたそうです。
一つは、ロレーヌ公スタニスラスの館の料理長とパティシエが喧嘩して館を出て行って
しまった際に召使のマドレーヌがありあわせの材料と厨房にあったホタテの貝殻を
使って祖母から教わった焼き菓子を作ったということに由来するという説。
二つ目は、料理人のマドレーヌという女性が、スペインの巡礼者を労うために作った
小さなケーキを提供したことからという説。
そして聖ヤコブのシンボルでもある「貝殻」を型として焼き菓子を作ったという説と
昔の巡礼者がお守りとして「ホタテ貝」を持ち歩き、各地を巡礼していたことに
関係しているという説があるようです。
フィナンシェの方は、フランス語で「金融家」、「資本家」、「お金持ち」などの
意味をもつ言葉で、焼き菓子のフィナンシェは金融街で働く人たちがスーツを汚さず
仕事の合間に片手でつまめるようにとパリの菓子職人が考案したとされています。
形は長方形で金の延べ棒に似ているところも、金融家のイメージにつながっていると
いった説もあります。
フィナンシェ(financier)は、金融のファイナンス(finance)から来てるんですね?
これはわかりやすいです。
ホタテ貝と金の延べ棒ですか?(笑)