室温は、18℃以上に保て
なぜ室温18℃以上が良いのか?
18℃以上は世界基準?
2018年11月にWHO(世界保健機関)は「住宅と健康に関するガイドライン」を
公表しました。
その中で各国に「冬は室温18度以上にすること」を強く勧告しています。
特に子どもや高齢者には暖かい室内で暮らすことがことのほか大切なんだとか、、。
それは冬の室温が18度以上であれば、呼吸器系や心血管疾患の罹患・死亡リスクを
低減することが、エビデンス(根拠)は中程度だとしながらも、確認できたからだ
そうです。
そんな内容の記事が、2024年1月15日のSUUMOジャーナルに掲載されています。
こちらです↓
https://suumo.jp/journal/2024/01/15/199724/
それによりますと、室温を18℃以上にすることで予防できるのは
・高血圧症のリスク
kouka
一般的に寒いと血圧は高くなり、また高齢者ほど高血圧になります。
高血圧症は脳梗塞などの脳血管障害や心臓病、腎臓病、動脈硬化を引き起こす
要因になります。
・脂質異常症の発症を抑制する
脂質異常症とは、血液中の脂質の値が基準値から外れた状態のこと。
いわゆる悪玉コレステロールや中性脂肪などの血中濃度が異常だという状態です。
日本の断熱住宅の進み具合はどの程度かといいますと、、
冬に室温18度以上だった都道府県は20度だった北海道をトップに、わずか4道県に
過ぎないそうです。
そして、断熱住宅普及県ほど冬に死者が増えないという結果が数字に表れています。
断熱効果を高める一番は「窓」です。
窓は住宅の中で最も大きい “熱の出入り口”。二重窓や複層ガラス窓、樹脂製や
木製など金属製でないサッシにすれば断熱性能を高められます。
しかし日本の「二重サッシまたは複層ガラス窓の設置範囲」の平均は、
約30%しかないと言います。
リフォームを考えるなら、まず窓からでしょうか?