住まいの中での寒暖差
住宅の寒暖差について
自宅の中でもっとも寒暖差を感じる場所は?
今年は、暖冬だと言われていますが、暖冬の時ほど急激な寒暖差が起こりやすいそう
です。
株式会社LIXILが、全国の20~50代の男女4,700人を対象に、冬(主に11月~2月)に
おける住まいの中での寒暖差と住宅の断熱に関する意識調査を行った調査記事を
ご紹介します。
こちらです↓
https://newsroom.lixil.com/ja/2023121301
記事の中から一部抜粋しますと、、、
70%以上の人が、冬の住まいにおいて「家の中でも」寒暖差を感じたことがあると回答
しています。
もっとも寒暖差を感じる瞬間というのは、「朝、起床し布団から出る時」で
2位の「脱衣所で服を脱ぐ時」と比べると非常に多くの人が起床時に寒暖差を
感じている結果となりました。
また自宅で寒さを感じる場所はと言いますと、
1位 トイレ 60.3%
2位 洗面所 57.2%
3位 浴室 54.4%
4位 廊下 53.8%
となっています。
私が興味深く思ったのは、昔の家(昭和55年基準)の場合、暖房室であるリビング
(居間)と非暖房室のトイレの温度差は12.1℃あるのに比べて、
今の家(平成28年基準)でも9.6℃と、いずれも10℃近い温度差があるのです。
40年近く経過しても、昔の家と平成28年基準の家の温度差はそんなに変わらないと
いう結果です。
そして、HEAT20 G2など断熱性能のかなり高い家になりますと、この寒暖差が
5.3℃と2つの基準の家と比較すると半分近くになるそうです。
部屋ごとの温度差が少なくなるということは、その分、部屋間を移動する際の身体への
負担が小さくなることにも繋がりますので、結果的にヒートショック発症リスク軽減
などにも影響を与えるとされています。
これから新しく家を建てる場合は、このような断熱性能の高い家にする方を
おすすめします。
また、リフォームでも、窓の断熱性能を高めるだけでもかなり寒暖差を解消する
ことにもなるようですよ。