なぜ「おやつ」と言うの?
おやつの語源は?
電話は二番の意味について
江戸時代の時刻から
「おやつ」という言葉、何気なく使っていますがこの「おやつ」って何でしょう?
文明堂さんのCMにもありますよね?
カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂~っていうのです。
思い出しましたので、ついでにこのCMの電話は二番という意味ですが、
この文明堂のキャッチフレーズが誕生したのが昭和10年(1935年)のことだそうで、
この頃の電話は交換手がいて、電話が来たらその相手先に手動で繋げる仕組みでした。
このため文明堂さんは、覚えやすくするため「二番」で統一するように、新しい局が
開局されるとすぐさま「二番」を買い取っていたそうです。
そして全店の電話が「二番」となったのが1935年、電話帳の裏表紙に大きく
「カステラ一番、電話は二番」と広告が出されたのだそうです。
今でも文明堂さんの本社や店舗などの電話番号の下4桁は、0002が多く
使われています。
本題に戻って、おやつの語源ですが、、
江戸時代の時間の区分で、今の午後2時から午後4時ごろにあたる時間を「八つ」
もしくは「昼八つ」といったことからきているそうです。
江戸時代、日本人の食事は朝と夜の1日2回でした。
それでは途中でお腹が空いてしまうということで、中食(ちゅうじき)、あるいは間食
(かんじき)、小昼(こびる)と呼ばれる間食を八つ時に取るようになったという
のが、おやつの起源だそうですよ。
ですので、おやつを漢字では、「御八つ(お八つ)」と書きます。
明治時代になり、時間の言い方が変わり、おやつが一時は「お三時」と言って
いた時もあったようですが、どうもこの言い方は世間に広まらなかったようです。
考えてみれば我々は、今も江戸時代と同じ「おやつ」という言い方をして
お菓子などをを食べているんですねー?