ギネスブックの歴史について
ギネスブックは、なぜ生まれたのでしょうか?
ギネスブックの登録の基準とは?
なぜビール会社がギネスブックを作ったの?
ギネスブックは、みなさんもよくご存知かと思いますが、そもそもなぜ
アイルランドのビール会社ギネスが、このような本を作ったのでしょうか?
ふと疑問に思って調べてみました!
それは、1951年にアイルランドで仲間たちと狩猟を楽しんでいた
ギネス醸造所の最高経営責任者だったヒュー・ビーヴァー卿が投げかけた
「ヨーロッパで一番早く飛べる鳥はヨーロッパムナグロかライチョウか?」
という質問がきっかけだそうです。
その答えが見つからない事に気づいたビーヴァー卿は、世界最高のデータを
集めた書籍があれば役立つだろうと考えて、ロンドンで調査業を行っていた
ノリス・マクワーターとロス・マクワーター兄弟の助けを借りて
編集作業に取り掛かり、1955年に「ギネスブック・オブ・レコーズ」の
初版が発売されました。
さらに2000年には、ギネス醸造所から独立して、タイトルを
「ギネス・ワールド・レコーズ」に改称されました。
「ギネス世界記録」という名前で日本では発行されています。
毎年9月に発行され、様々な分野の世界一が何かを認定、掲載しています。
日本にも、「ギネスワールドレコーズジャパン」という日本支社があるそうです。
ギネスの登録の基準とは?
申請された記録内容についての認定・登録は、ギネスワールドレコーズの
記録管理部が決定しています。
新しい記録カテゴリーとして認められるには、最低限の基準が満たされる必要が
あるそうで、それが
・記録達成が証明されること
・記録を数量化出来ること
・今後記録が破られる可能性があること
だそうですよ。ただし、以下のような申請内容はダメみたいです。
・申請内容が、挑戦者本人、観客、周囲の人々を大きな危険にさらすもの
・申請者以外の人が、その記録に挑戦するに値しないと判断されるもの
また、過去には掲載されていたが、現在では掲載されていない例として
・最高IQの記録・・・IQを計測することが困難で信憑性がないことと高IQの
記録を認定すること自体無意味であるとして
・最年少の出産記録・・・女児に対する性犯罪を誘発しかねないことや医学上
危険であることから
・不眠の記録・・・健康を損ない命にもかかわるため
・最速楽器演奏の記録・・・楽譜と基準とした正確さの判定が困難なため
いろいろと人権問題や倫理感や命の危険に配慮されているんですね?
もし、「自分もギネスに挑戦したい!」と思う方がいれば、こちらを
ご参考にどうぞ!
ギネス世界記録の公式サイト
https://www.guinnessworldrecords.jp/