なぜ「すき焼き」には、生卵をつける?
すき焼きに生卵をつけるようになった由来に諸説あり
生卵をつけて食べるのは「通」?
長年の習慣という訳ではありませんが、我が家では近年お正月には「すき焼き」を
食べることが慣例となってきました。
今年の元旦にも、すき焼きをしたのですが、新年早々「?」が湧きました。
「そういえば、なぜすき焼きの時にだけ、生卵につけて食べるんだろう?」と、、。
今まで何の疑問も感じずにすき焼きを食べて来ましたが、このブログのおかげなのか
ネタになるようなものを無意識に探す癖がついたようです。(笑)
早速調べてみますと、いろいろな説がありました。
1.肉を冷まして火傷を防ぐため
これは、ちょっと説得力に欠けるような気がします。
それなら、他の鍋でもやっているはずですし、、。
2.牛肉を食べなれていなかったため
明治時代に入り、急に牛肉を食べ始めた日本人。
今まで食べていなかった食材の為、味のクセを隠すために卵にくぐらせて
食べていたという説。
3.高級感を演出するため
卵という栄養価が高いものにつけることによって、さらにすき焼きの
高級感を演出したという説。
4.軍鶏鍋の名残
徳川綱吉の時代に生類憐みの令が発令され、鷹狩りは廃止になりました。
仕事にあぶれた鷹匠は市中にでて、焼き鳥や鴨鍋や、軍鶏鍋といった料理を
江戸に広めました。
脂の少ない軍鶏を食べるのに、味に深みを出すため軍鶏を卵で食べるように
なり、その後すき焼きが入ってきて、その名残で卵につけたという説。
5.江戸時代の通な食べ方だったから
江戸時代後半、主流だった鍋といえば鴨鍋やどじょう鍋があげられます。
これらは最後に卵でとじるのが主流でした。
しかし、気の早い江戸っ子は、蒸している時間が待てずに卵につけて
食べ始めてしまっていました。
そして一部でこの食べ方が“通”と言われるようになったとか、、。
明治時代になってから牛肉を入れた「すき焼き」が一般化され、この“通”の
食べ方が広まったのだという説。
いかがでしょうか?
どれが正解かはわかりませんでしたが、4番、5番あたりが個人的には説得力が
ありそうな気がしました。