BGMの効果って?
BGMの4つの効果について
どんな曲を選べば良いのか?
BGMの4つの効果とは?
皆さんの会社では、お仕事中にBGMを流していますか?
どうもBGMひとつでも、仕事の効率や人間関係に影響が出る場合も
あるのだとか、、。
そこで今回は、BGMの効果について調べてみました。
BGMには大きくわけて4つの効果があることが科学的に認められているようです。
1.行動誘導効果
BGMのテンポを変えると、歩くスピードや食べるスピードが変わったり、
購買意欲まで左右する場合もあるようです。
アメリカのミリマン教授が行った実験では、テンポの遅いBGMを聞きながら
歩くと127.53秒かかったのが、テンポの早い曲を聞きながら
同じ距離を歩いた時は108.93秒だったそうです。
つまり、人の行動スピードは聴いている音楽のテンポに影響を受けるという
ことが立証されたのです。
2.イメージ誘導効果
これは、デパートとかで雰囲気を明るくしたり、高級感を出したりと
よく使われているものです。
イメージを決めるのは、聴覚から受ける刺激の影響が大きく、耳は
目と違って閉じることができないため、脳で聞き分けるという技を
持っているようです。
「聴いていない」つもりでも、音は確実に人間の脳に届き、それが
心理に影響してきます。
3.マスキング効果
これは、ある音(雑音)をBGMで隠してしまう効果です。
ドライヤーや掃除機を使っているときに、電子ピアノがあれば、一番高い音
から低い方に向かって弾いていくと、どこかで雑音が聞こえづらい箇所が
あるそうです。
これが、マスキング効果です。
4.感情誘導効果
音楽には短時間で感情を動かすという特徴があります。
「悲しいメロディを聞くとしんみりしてしまう」
「楽しそうなBGMなら気分が明るくなる」
運動会の入場行進での元気が出るような曲や病院では、患者さんの不安を
和らげるためにリラックスしたBGMを使ったりという具合です。
どんな曲を選べば良いの?
BGMの記述がはじめて現れるのは、紀元前2000年ごろのエジプトだそうです。
当時は妊婦の出産の苦痛を和らげるためだったという記録が残っています。
古代ギリシア、中国、インドなどでも、音楽は昔から精神療法や医学的な
目的で使われていたみたいですね。
では、どんな曲を流せばより効果があがるのでしょうか?
一般的な場合ですと、
1.長調でも短調でもなく中性的な感じの曲がいい
2.音量の変化がすくない(音が小さいのではなく変化が少ない曲)
3.声のメッセージ性がすくない曲
集中力アップには、「短時間アップテンポの曲」を流して、あとは別の曲で
気分転換やリラックスさせるのがおすすめ。
また、同じ曲を長時間流すよりも。時間帯に適した曲を流す方が効果的。
朝一番には、集中力アップ、やる気がでるような曲を流し、その後に
適度にテンポのいい曲。
昼食後は、眠気を出さないアップテンポな曲を選び、15時ころからは、
リズム感を重視しながらも抑揚が控えめなナチュラル感のあるBGMを流すと
いうような選曲がより効果的だそうです。
間違っても、昼間から演歌は流さない方がよさそうですね。(笑)