馬と鹿で、なぜ馬鹿というようになったの?
いろいろな馬鹿の由来説
馬鹿にもいろいろありまして、、
本日は、4月1日ということでエイプリルフールです.
日本語では「四月馬鹿」。直訳そのまんま。もうちょっと気の利いた訳がなかったので
しょうか?(笑)
そこで今日の当ブログも、エイプリルフールの話題では、直球すぎですから
こちら「馬鹿」の方の由来について調べてみました。
漢字では馬鹿、莫迦、馬稼、破家等と表記しますが、いずれも当て字だそうです。
私は、馬と鹿の字を使って馬鹿と読ませるのは、「馬と鹿の区別もつかない大ばか者」と
いうことから、この字が使われるようになったと思ってましたが、改めて調べて
みますといろいろな説がありました。
どうも有力な説は、インドの梵語(サンスクリット語)で「無知」「迷妄」などを
意味する「moha」を語源とする説です。
この「moha」を音写=音を真似した「莫迦(ぼか)」という言葉を僧侶が隠語として
使っており、それに「馬鹿」という表記をのちに当てたと言われています。
もう一つ上の説と並んで有力なのは、中国の話からです、
秦朝の時代、最初の皇帝、始皇帝の死後あとを継いだ子の胡亥(こがい)が
無能だったため、始皇帝の代から皇帝に仕えていた宦官(かんがん)の趙高
(ちょうこう)にクーデターを起こされ、胡亥は趙高に殺されます。
このクーデターを起こすとき、趙高は家臣達のなかで自分に従うのが誰なのか?を
見極めるために、家臣達のまえで胡亥に「鹿」をわざと「馬」だと言って献上します。
そして、見たまま「鹿」だと言った家臣達をのちに処刑するのです。
この故事が日本に伝わり、権勢にへつらい真実を言わない(言えない)ような
「バカ」に、「馬鹿」という漢字をあてたという説です。
私的には、この2つの話が、ミックスされて馬鹿という漢字を使うようになったのでは
と思ってしまいました。
他にも、禅宗の仏典などの書物に出てくる「破家=破産するという意味」と「者」を
合わせた言葉を語源とする説があります。
これは「破産するほど愚かな者」という意味合いを表しており、そこから「馬鹿者」と
いう言葉が生まれたという説です。
また、中国にいた「馬」という姓の富裕な一族が、調子に乗って私邸を豪華絢爛に
飾り立てていたりと、くだらぬことにかまけて散財していました。
しかし自らの分際を弁えず考えの浅いつまらないことを繰り返していたために、
馬家は荒れ放題だった屋敷を皇帝に没収されることに。
結局馬家はそれきりになってしまい、「馬家の者」は「馬鹿者」になったとされる説も
ありました。
まだ、若者→馬鹿者になったとかいう説もありましたが、、
ここまで来ると「馬鹿らしい?」ですので、このへんで、、、。(笑)