もっと変わった名前の日本酒 あれこれ
変わった名前の日本酒を前回に引き続きご紹介します
このネーミングは勇気がある?
前回のブログで予告しました通り、今回はもう少し「過激?」な名前の
日本酒をご紹介したいと思います。
「なぜ?その名前に」と思わずにいられないものが多いようですが、それぞれに
深い理由があるようです。
「モヒカン娘」(三浦酒造・青森)
超人気銘柄「豊盃」の限定品、新型コロナウイルスの感染拡大により活動自粛が増えた
現在の状況を鑑みて、「食卓を少しでも明るくしたい」という想いから数量限定で
蔵出しされる事となったそうです。
インパクトの強い奇抜なラベルが特徴的なモヒカン娘は、数十年前のTV番組
「新婚さんいらっしゃい」にモヒカンスタイルの地元デザイナーが出演された際、
特番が組まれてMCの山瀬まみさんと共同制作で出来たお酒(ラベル)だそうです。
モヒカン娘のモヒカンには、「もひとつ燗を」という意味も含まれているようですよ。
「超ドS」(渡辺酒造・飛騨)
これは、どうですか? なんて過激な名前! でもちゃんとした理由があるのです。
兵庫県で収穫された特等米・山田錦の心白のみを削り出すために150時間かけて精米。
そして抽出にも時間をかけ、こだわり抜いて作られた逸品。
米と酵母をとことんいじめて作る…そんなサディスティックな製法で作られた最高の
日本酒が超ドSなのです。
さらにリスクもコストも超サディスティック!
今までにない官能的な繊細さと美味しさを創るべく、理想的な考え方に基づき精緻な
酒造りを行ってできたお酒です。
「金玉・万古・珍宝みやび3本セット」(伊藤謙商店・秋田)
『金玉』(きんぎょく)には「金玉良縁」という円満で何一つ欠点のない良い縁、
『万古』(ばんこ)には「万古不易」という流行や一時的なものではなく、
良いものはいつまでも永久に変わらないという意味が込められています。
『珍宝』(ちんぽう)には「七珍万宝」という世界中の多種多様な人達が、
尊重し助け合う世の中になりますようにという願いが込められています。
これをご紹介して誤解を受けないものか、正直迷いました。(笑)
くれぐれも読み間違いのないように、、。
「最低野郎」(白糸酒造・京都)
「装甲騎兵ボトムズ」とのコラボレーションで生まれたこの純米吟醸酒は、
『超・大河原邦男展』で大好評だった限定日本酒がファンの要望により商品化された
ものだそうです。
しかし、凄いネーミングですよね?
上棟式などお客様には、絶対に贈れませんよ。
逆に、これをお客様から贈られたら、私はショックで立ち直れません(笑)