浜松市 若者の人口減少が与える不動産への影響 その1
浜松市の人口減少の現状と将来予測
不動産市場への影響は?
人口減少が続くとどうなる?
最近、ネットニュースで政令指定都市である静岡市と浜松市で特に若者の流出が
続いているという記事がありました。
記事によりますと、9月だけで静岡県の人口は、1808人減っており、16カ月連続の
減少だそうです。(そのうち浜松市は214人の減少)
ということで、浜松市に絞って調べてみますと、浜松市の最新の人口は、
79万7211人(9月1日現在)となっており、前年同月比で3680人の減少です。
ご存知のように浜松市は2007年に政令指定都市となりました。
人口のピークは、2008年の82万6168人でそれ以来,人口は減り続けています。
そして、人口減の最大の理由は、少子高齢化による自然減よりも若者の流出だと
いうのです。
2015年から2018年にかけての4年間で東京圏への15才から29才の若者の
転出超過は、3768人で東京圏への転出超過全体4685人の8割を占めている
そうです。
では、なぜ若者が県外へ転出してしまうのか?
そのきっかけは、大学進学が58.1%。以下は就職34.2%、結婚15.9%などと続きます。
そして、大学を卒業し、就職時に静岡に戻らなかった理由を見てみますと
① やってみたい仕事や勤め先がなかった 41.6%
② 給与水準の高い仕事がなかった 27.2%
③ 交通のアクセスが充分でなかった 19.0%
④ 特に理由はなかった 15.9%
⑤ いつでも気軽に帰省できる環境だった 15.2%
ということです。
このまま行きますと浜松市の「将来推計人口」は、2025年に約78万3000人、
2040年に約72万8000人にまで減少するとしています。
この生産人口でもある若者の人口減少は、不動産市場にどのような影響があるので
しょうか?
長くなってしまいますので、この問題については次回のブログでやりたいと
思います。