住まいの広さの目安とは?
国土交通省が発表した最低限必要な住まいの面積とは?
家の適切な広さって、どれくらいでしょうか?
ライフスタイルや世帯の人数、地域などによっても、広さは変わってくることでしょう。
東京のど真ん中のマンションと郊外の戸建てとでは、適切な広さって違いますよね?
単身者と大家族でも、もちろん違います。
国土交通省が、住生活の安定や向上を促進するために発表した「住生活基本計画
平成28年」では、一般的に必要とされる面積が示されています。
健康で文化的な住生活を送るために必要不可欠な面積として、単身者で25㎡、
2人以上の場合で10㎡×世帯人数+10㎡とされています。
これは、あくまでも最低限必要な面積だそうです。
つまり、3人家族だと、40㎡ということですが確かに最低限必要な面積でしょうねー。
ちょっと、狭すぎませんか?って思ってしまいますが、、。
さらに豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と
考えられる住宅の面積に関する水準も設けられています。
都市の郊外及び都市部以外の一般地域における戸建住宅居住を想定した「一般型誘導
居住面積水準」と、都市の中心及びその周辺における共同住宅居住を想定した
「都市居住型誘導居住面積水準」があります。
●一般型誘導居住面積水準
(1) 単身者 55㎡
(2) 2人以上の世帯 25㎡×世帯人数+25㎡
3人家族だと、100㎡ですので、これはかなり余裕があります。
●都市居住型誘導居住面積水準
(1) 単身者 40㎡
(2) 2人以上の世帯 20㎡×世帯人数+15㎡
3人家族だと、75㎡ですので、都市部なら余裕の広さですよね。
注意※
上記の式における世帯人数は、3歳未満の者は0.25人、3歳以上6歳未満の者は0.5 人、
6歳以上10歳未満の者は 0.75 人として算定する。
ただし、これらにより算定された世帯人数が2人に満たない場合は2人とする
注2 世帯人数(注1の適用がある場合には適用後の世帯人数)が4人を超える場合は、
上記の面積から5%を控除する
注3 次の場合には、上記の面積によらないことができる
(1) 単身の学生、単身赴任者等であって比較的短期間の居住を前提とした面積が
確保されている場合
(2) 適切な規模の共用の台所及び浴室があり、各個室に専用のミニキッチン、
水洗便所及び洗面所が確保され、上記の面積から共用化した機能・設備に相当する
面積を減じた面積が個室部分で確保されている場合