浜松餃子には、なぜ「もやし」がつくの?
浜松餃子のルーツは?
もやしをつけた最初のお店は?
浜松餃子の歴史から
餃子の街として全国的に有名になった浜松市。
当ブログでも過去に餃子戦争などの記事を載せたことがありました。
考えてみれば私が子供の頃は、浜松餃子は別に全国的に有名でも何でもなく当たり前に
食べていましたねー。
そこでいつ頃から浜松が餃子の街として有名になって来たか調べてみました。
調べてみますと本格的に浜松餃子が有名なったのは2008年くらいからのよう
なんです。
浜松市は2007年に政令指定都市になり総務省による家計調査の対象となったことが
きっかけだそうです。
家計調査の結果、初めて浜松市の餃子の消費量が宇都宮に続き2位だったことがわかり、
これは、「餃子の街」として売り出していけるのでは?と考えたようですね。
さらに遡って浜松餃子のルーツを調べてみますと、発祥は戦後の中国からの復員兵が
食べてきたものの中から、手軽で美味しかった焼き餃子を駅周辺の屋台で始めたと
いうのが、浜松餃子の始まりだそうです。
そして、今のように専用の四角い餃子焼き器がない時代に、押し寄せるお客さんに
対応する為には、フライパンで一度に多くの餃子を焼く必要が有りました。
そこで考え出されたのが、円形に並べて焼くことだったのです。
浜松餃子の焼き方の特徴である円形焼きは、こうして始まったということです。
そして、ようやく、もうひとつの浜松餃子の特徴である「茹でもやし」が登場します。
フライパンの中にぐるっと円を描くようにして餃子を並べると、どうしても真ん中に
隙間が出来てしまいます。
皿に盛ったときに、真ん中が空いていては見栄えが悪いというので、茹でたもやしを
サービスとして真ん中に添えたのです。
これを最初に始めたのが、「石松餃子」の創業者だとも言われています。
浜松人にとっては、餃子にもやしが付いてくるのは今や当たり前で逆に県外で
餃子を食べた時に「なぜもやしがついていないのか?」不思議に思うくらいです。(笑)
最後にいろいろ言って来ましたが、浜松餃子の定義?って知っています?
浜松餃子学会が言うところの浜松餃子の定義は、、
「3年以上浜松に在住していて、浜松市内で製造されている事」これだけだそうですよ。
先月、有玉南町に「宇都宮ギョーザの持ち帰り専門店」がOPENしましたが、
これもいずれ浜松餃子になるんでしょうか?(笑)