浜松市 令和3年度の公示価格発表
令和3年公示価格の概要について
商業地は、やはり厳しい結果に
先日、公示価格の発表がありました。
地価公示は、地価公示法(昭和44年法律第49号)に基づいて、国土交通省土地鑑定
委員会が毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を3月下旬に公表するものであり
一般の土地の取引価格に対して指標を与え、公共用地の取得価格の算定に資する
とともに、不動産鑑定士が土地について鑑定評価を行う場合の規準となることなどに
より、適正な地価の形成に寄与することを目的としています。
公表内容については、3月21日付けの静岡新聞から一部抜粋してご紹介します。
”<浜松市中、東、西、南区> 住宅地、商業地とも8年ぶりに、中、東、西、南の
4区とも平均変動率がマイナスとなった。
住宅地は中区、東区の遠州鉄道沿線など一部地域で底堅いが、コロナ禍の先行き
不透明感を背景に需要の足踏み感も出ている。
西、南区の沿岸部は依然鈍いが、昨年の防潮堤完成後は若干動きが出てきた。
商業地は低調で、JR浜松駅周辺の中心市街地では目立った取引は見られない。
飲食店の撤退が目立つ中区鍛冶町は7.6%下落した。
<浜松市浜北区> 住宅地は0.8%下落。周辺部での動きは鈍いが、区役所や
遠州鉄道駅、商業施設などが集まる中心部の需要は底堅い。
新興住宅地の染地台も人気が高く、8万5千円で売買された。0.9%下落の商業地は
需要が乏しい。工業地は0.4%の下落にとどまるが供給は少ない。
<浜松市北区> 住宅地は1.6%の下落。市街地へのアクセスが良く、人気の高い
初生町は8万1千円の取引がある。
地盤が固く耐震性に優れた三方原台地は需要があるものの土地数は年々減少している。
旧引佐3町は買い手が付かず、細江町では5%の下落もあった。工業地は横ばい。
<浜松市天竜区> 住宅地は3.1%、商業地は3.3%下落。春に公園が完成する区画整理
地の船明が若年層を中心に最も引き合いがある。”
(価格は、㎡あたりの単価です)
浜松市の公示価格一覧表はこちらです
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/16126/ichiran.pdf