3月3日は、何の日?
今日は耳の日 その由来とグラハム・ベルについて
グラハムベルとヘレンケラー
今日は、令和3年3月3日と、私の好きな数字の3並びです。
「今日は何の日?」と思いましたら、公立高校の受験日?それもそうなんですが、
「耳の日」なんだそうです。
難聴と言語障害をもつ人々の悩みを少しでも解決したいという、社会福祉への願いから
「み(3)み(3)」の語呂合わせから、昭和31年に社団法人(当時)日本耳鼻咽喉科
学会が制定しました。
(3という字が耳の形に似ているからとも言われますね?)
そこで今日の静岡新聞朝刊の1面の下のところ、「大自在」のコラムにその「耳の日」に
因んだ良い記事が載ってましたので、一部抜粋、補足してご紹介したいと思います。
アレクサンダー・グラハム・ベル(1847年~1922年)は、電話の発明者として
知られていますが、聴覚障害者教育の研究者としての顔も持っていました。
母親と妻は耳が不自由だったともいわれています。
見えない、聞こえない、話せないの三重苦を乗り越え、障害者教育や福祉の
発展に尽くした「奇跡の人」といえばヘレンケラーですが、
このヘレンケラーもベルがいなければ生まれなかったかもしれないのです。
というのもベルはヘレンケラーの父親から娘の教育について相談を受けており
そのベルの紹介で、あのサリバン先生がヘレンケラーのもとに家庭教師として
派遣されたのだそうです。
さらにサリバン先生がヘレンケラーに教育を始めた日が3月3日!
これって、偶然にしても凄くないですか?
その後もベルはさまざまな発明をしており、光無線通信・水中翼船・航空工学などの
分野で重要な業績を残しました。
1888年には、あのナショナルジオグラフィック協会創設に関わっています。
その生涯を通じて科学振興および聾者教育に尽力し、人類の歴史上もっとも影響を
及ぼした人物の1人とされています。
デシベル (decibel; dB)などに使われる相対単位「ベル」などにその名を残しています。
最後にベルの言葉をご紹介します。
「同じ道に永遠と居座らず、鳥の群れや羊が行き来するように、誰かが去りまた誰かが
来る道を行くのだ。
時には踏み慣らされた道を外れて森に飛び込んで見ることだ。
必ず今まで見たことのないなにかを見つけられるだろう。」