世界初 耐水害住宅とは?
耐水害住宅の実験記事を掲載
耐水害住宅とは?
一条工務店の耐水害住宅
みなさんも、実感されていると思いますが、年々台風やゲリラ豪雨による被害が
拡大してます。
日本では、1時間に50mm以上の豪雨の発生回数が、年々増加傾向にあり、
30年前と比較すると約1.4倍に増えているそうです。
さらに「内水氾濫」による被害が、10年間で全国の98%もの市町村で水害・土砂災害
が発生しているのです。
内水氾濫とは、想定以上の雨に見舞われた際、過去に作られた側溝では排水が
追いつかず、街が水で溢れてしまうことです。
そんな状況から一条工務店が、世界初の「耐水害住宅」を開発したというのです。
以下10月14日の中日新聞の記事を抜粋してみました。
防災科学技術研究所(茨城県つくば市)と浜松市創業の住宅メーカー一条工務店(東京)
が13日、洪水などの災害時に浸水を防ぐ「耐水害住宅」と通常の住宅を比べる
共同実験を報道陣に公開した。
水位が上がると浮き上がるタイプの住宅で、周囲の水位が3mに達すると、
通常の家が一階の天井まで水没したのに対し、対策済みの家は浸水を防いだ。
実験では、2棟を並べた巨大な水槽に約1時間半かけて注水。送風機やポンプを使い、
台風の強風や川の氾濫による水流も再現した。
注水開始から約10分で、普通の住宅は床下に水が流入。
排水管や玄関からもあふれ出し家具は横倒しに。漏電が起きて電気も消えた。
一方、耐水害住宅は水位が約1.4mに達すると建物が浮上。
敷地に埋め込んだポールと建物の四隅とを結ぶ係留装置で敷地につなぎ、
強化ガラスや排水管の逆流を防ぐ弁で室内への浸水も防いだ。
14日に水を抜き、安全に元の場所に着地することを確認する。
防災科研の酒井直樹主任研究員は「新型コロナウイルスの影響による在宅避難を見据え
住宅の対策強化は大切だ」と語った。
一条工務店によると、耐水害住宅は9月から販売を始め、既に西日本豪雨や昨年の
台風19号の被災者らから注文が来ているという。”
もっと詳しくお知りになりたい方は、一条工務店さんのHPをご覧ください。