ゴーストレストランって?
ゴーストレストランとは?
5坪のキッチンで月商500万円を稼ぐ?
店舗を持たないレストラン
ゴーストレストランって言葉を、聞いたことがありますか?
実際の店舗を持たず、シェアキッチンなどで調理を行い、デリバリーを中心に
営業するレストランのことを「ゴーストレストラン」と呼ぶのだそうです。
私は、てっきりコロナウィルスの影響によって出来た新ビジネスかと思いましたが、
もう何年も前からこういう業態はあるのだそうです。
実際に店舗を持たず、シェアキッチンなどを間借りして調理を行い、
デリバリーサービスを行うサイトやアプリを介して注文を受け、配達するシステムです。
このビジネスの一番のメリットは、初期費用が抑えられることです。
通常、新規で店を立ち上げる場合、設備投資などを含めて数百万円から一千万円程度の
費用がかかってしまいますが、ゴーストレストランの場合、シェアキッチンなどの
利用料や手続きなどを含めて、安ければ数十万円程度で開業することも可能だそうです。
これは、初期費用の投資が回収できず、開業から数年以内に閉店してしまう店舗が
多いことを考えると大きなメリットだといえます。
また、複数の店舗がシェアキッチンを共同で利用することで、店舗同士の交流や
新しいイノベーションを生み出すことも期待できます。
また、数年前からこのビジネスに参入するお店が増えているのは、
2016年に日本でもサービスを開始した「Uber Eats」のほかにも、
「出前館」や「楽天デリバリー」といった、デリバリー代行サービスが増えていることが
あげられます。
かつては、宅配ピザや宅配寿司のように、デリバリーする人員を店舗側が
用意しなければならなかったのですが、デリバリーを代行するサービスが誕生したこと
で、デリバリーのコストが大幅に下がり、新たなスタイルの普及を牽引しています。
そんなゴーストレストランが年々増加する中、雑居ビル2階のわずか5坪のキッチンで
7業態を運営し、月商500万円を売り上げている「ゴーストキッチンズ」という
企業もあります。
日本のゴーストレストランのパイオニア『6curry』をはじめとして
中目黒にある『Kitchen BASE』は、4つのキッチンスペースに区切られた
シェアキッチン。これらのスペースを、営業時間などを変えながら、
現在9つの店舗がデリバリーによるゴーストレストランとして営業をしています。
コロナの逆風が吹き荒れる飲食業界ですが、ゴーストレストランにとっては、
むしろ追い風なのかも知れませんね?