不動産の価格交渉について その3
交渉の原則「時間」について
その他、交渉に必要な要素とは?
同じ「時間」をいかに有利に使うか?
不動産の価格交渉について見て来ました。
「相手との力関係」「情報」と来て最後の「時間」です。
「時間」は、世界中1日24時間みんな同じですよね?
しかし、全員に平等に流れる時間を交渉の場では自分に有利に使う方法があります。
わかりやすい例では、テレビショッピングなどでよく使われている
「今から30分以内のお申込みに限り半額!」だとか「特別セール〇月〇日まで」と
いうようなものです。
このように必ず時間に制限を付けるというものです。
無制限に「いつでもいいですよ」では、人の心はなかなか動かないものです。
「早くしないとなくなってしまう!」という気持ちにいかに持っていくかと
いう手段に「時間を切る」ということが有効になってきます。
不動産の場面で、このようなことを聞いたことはないでしょうか?
「この物件は今、別の人も検討していますよ。」「昨日は2組ほど、こちらの
物件をご案内させて頂いております。」など暗に「早く決断しないと売れてしまい
ますよ」と匂わせるようなトークがあります。
もちろん本当に他に検討している人がいる場合もありますが、テクニックとして
使う場合もあるのです。
逆にお客様の方から、「別にお金に困っているわけじゃないからすぐに売らなくても
構わない」「あのハウスメーカーさんには明日結論を出すと言ってあるから」など
時間を切って営業マンに値引きや上乗せを迫ってくる方もいます。
こうなると、もうポーカーゲームみたいです。相手の心理をいかに
正確につかんで、より効果的な言葉のカウンターパンチを繰り出せるか?
交渉では「相手との力関係」「情報」「時間」このうちの2つ以上を制しないと
勝てないと言われています。
特にお互い平等に流れる「時間」をうまくコントロール出来る人が、交渉上手に
なれるかも知れません。
人生最大の買い物である不動産を購入しようと思う時というのは、どこかの時点で
必ず「気持ちが動く」時があります。
その気持ちを動かしたものは、物件自体の魅力かも知れませんし、営業マンの言葉に
よってなのかも知れません。
ただ聞こえが良い言葉を並べる営業マンより、熱意も持った(しつこいのとは違います、
あなたの事をどれだけ考えてくれているのか、どれだけ動いてくれるかという事です)
不動産業者の言葉というのは、重みが違います。
最後は、お客様に信頼してもらえる業者になれるかどうかが、一番重要な要素かも
要素かも知れませんね?
他社のサイトや、ポータルサイトで気になる物件がございましたら、
一度ご相談ください。
当社が、価格交渉に入れる場合もございます。