浜松市の収益物件について考える(NO3)
減価償却費の基本について
減価償却費の計算方法は?
減価償却年数の計算方法は?
減価償却費を簡単に言うと
今回からは、減価償却費について書いていきたいと思います。
土地は長い年月が経っても土地は土地のまま減価しませんので、減価償却資産とは
言えません。
逆に建物は年数が経てば経つほど、価値が落ちていきます。
つまり建物の価値が減価していくことになります。そして価値が減っていくもの
については、その減少分を経費に認めましょうというのが償却ということです。
これは、事業用の資産として使われているものに適用されます。
事業用であれば、建物本体だけでなく、付属設備や機械なども含まれます。
減価償却とは、買ったときに一度に経費計上しないで、毎年少しずつ
費用に分けましょうという考え方です。
これを投資家側から見ると、最初にドンと大金を出して
買った資産(収益物件)を、毎年少しずつ経費化することで、最初に投資した
キャッシュを回収している(現金の支出を伴わない費用を計上している)と
いうのが正しいと思います。
つまり、毎年「利益+減価償却」が、回収されているということになります。
この合計金額が、投資額に見合うかどうかを判断することが、非常に重要な
ポイントになります。
減価償却費の計算方法は?
建物の種類によって、耐用年数は違います。
木造と鉄筋コンクリートを、一緒の期間として計算することには無理があります。
そこで、建物の構造に応じて償却する年数が決まっています。
鉄筋コンクリート造 47年
鉄骨造 34年
木造 22年
という具合です。
中古建物の耐用年数(減価償却年数)の計算方法は
1.築年数が法定耐用年数の範囲内の場合
耐用年数 = (法定耐用年数ー築年数)+ 築年数×0.2
例えば木造で築10年の場合は
(22年ー10年)+ 10年×0.2 = 14年
2.築年数が法定耐用年数を過ぎている場合
耐用年数 = 法定耐用年数×0.2
築24年の木造では
22年 × 0.2 = 4年
これは簡便法での計算ですが、その他に見積法というものもありますが、
こちらの計算方法の方が一般的だと思います。
減価償却額の計算方法には、定額法と定率法があります。
定額法 取得金額を単純に年数で割って減価償却額を出します
定率法 取得金額を一定の率で算出して償却していく方法
今日のところは、この辺で終わります。
また続きは次回に!