アメリカの新型デパートとは?
デパート生き残りの鍵は?
これからのデパートは?
今年に入って、百貨店の倒産、閉店のニュースが目につきます。
山形唯一のデパート「大沼」の倒産、宮崎市のボンベルタ橘の3月末での閉店、
神戸市のそごう西神店が8月で閉店と1月だけで、3件のニュースが報じられました。
みなさんインターネットで商品を購入するようになって来ましたから、デパートへ
行かなくなりましたよね?
私も、遠鉄百貨店に行くのは、お中元とお歳暮の時だけかも知れません。(笑)
小売業の危機は、日本だけではなくアメリカでも淘汰が進んでいます。
2019年だけでも、約5000店が閉店、2026年までに7万5000店が
淘汰されるという予測もあるようです。
このような状況の中、アメリカでは新しいビジネスモデルが出始めています。
「消費者に売る」ことではなく「消費者に新しい価値を提供する」サービスだそうです。
「Neighborhood Goods」という会社が展開しているサービスは、
「モノを売る場」ではなく、「ブランドコミュニケーション」「テストマーケティング
の場」「地域コミュニティーのハブ」といった新しい価値を組み合わせるのだとか、、。
具体的には、新製品をテストするためのマーケティングツールとしてリアル店舗を
持ち、売上ではなく「顧客体験」の最大化を重視しているとのことです。
純粋に人々にブランドの良さを伝え、喜んでもらう。
また、週2~3回のイベントの実施(エクササイズ教室、クッキング教室、
ブランド製品の発表会など)によって、「多様なコミュニティー」を形成する場の
提供をする。
この会社は、展示料やコンサルティング料で収益化するというビジネスモデルだ
そうですが、「本当ですか?」と思ってしまいます。
とにかく、今後のデパートというリアル店舗は、「モノを売る」というよりも
「商品のテスト」や「ブランドの良さを伝えたり、体験してもらえる場」の提供、
そして、いろいろなイベントやレストランなどで人を集め多様なコミュニティーを
作り出す場になるということでしょうか?