ニュージーランド シルバーファーンとは?
Silver Fern(シルバーファーン)の意味とは?
オールブラックスのユニフォームにも使われているシルバーファーン
昨日オールブラックスのハカについての記事を書いたところ、友人の1人から
「ユニフォームなどて使われているあの葉っぱはなんだ?」という質問を
されましたので、連投でオールブラックスネタで行きたいと思います。
あの葉っぱは、「Silver Fern シルバーファーン」といい、ニュージーランドに
自生するシダの1種です。
マオリ語では「Ponga」 このシルバーファーンは、樹木ほどに大きく育つのが
特徴で、「ツリー」とも言われています。
シルバーファーンという名前の由来は、葉を裏返すと緑ではなく銀色をしているところ
から、この名がつけられました。
先住民族であるマオリ族が、夜間の戦闘の時、仲間同士のやりとりに松明や
掛け声を使うと敵に居場所を悟られてしまうために、このシルバーファーンを
裏返して地面におくと、真っ白で、月光にさらすと真夜中の森の中でも
よく目立ちました。
これを利用して、シルバーファーンを矢印のようにすることで、無言のうちに
自分の行き先を味方に知らせることができたのです。
そんな逸話から、現代では、「前進」や「躍動」といった力強いポジティブな
意味合いを持つようになっていったと言われています。
黒地に白のシルバーファーンフラッグは、オールブラックスをはじめとする多くの
ニュージーランド・ナショナルチームのロゴに使われているだけでなく
ニュージーランドを代表する組織や企業にも、何らかの形でモチーフ化されています。
ニュージーランド航空の機体にも、描かれていましたよね?
さて、ラグビーW杯で、残念ながら日本が敗退してしまいましたので、
私としては、もうニュージーランドを応援するしかありません。
オールブラックスにシルバーファーンの持つ意味である「躍動」を期待します。