注文住宅から建売り住宅へ　　

なぜ注文住宅から建売へ？

最近の建築業界では、注文住宅が売れないという話を耳にします。

ローコストを売りにし、注文住宅で業績を伸ばしてきた○○ホームもここに来て

苦戦しているというニュースが流れています。

大手ハウスメーカーも注文住宅から建売へシフトしています。

なぜこのような流れになっているのか？

その辺を注文住宅、建売住宅の違いや現在の状況を調べてみたいと思います。

まず注文住宅と建売住宅の一番大きな違いは、「土地を買って家を建てる」か

「土地付き建物を買う」かです。（当たり前ですが、、）

つまり、自分で間取りを自由につくることができるか、すでに間取りが決まっている

住宅を買うかということですね。

ただ注文住宅の場合は、土地探しから設計、設備の打ち合わせ等々、時間と労力

そしてなりよりお金が掛かります。

注文住宅から建売へのシフトが始まっている一番の要因は費用面だと思います。

建築資材の高騰で全国的に住宅を建設するのが高くなりすぎました。

全国平均が５年前と比べると１．４倍になったというようなデータもあります。

２０００万円で出来ていた住宅が３０００万円近く掛かるようになったら

みなさん考えますよね？

また建売のハウスメーカー側でも大量仕入れによるコスト減や建築工程の短期化など

様々なコストカットの工夫をして費用の圧縮に努力した結果、安かろう悪かろうと

いうイメージから脱却しています。

一昔前のような均一化された建売住宅ではなく住宅展示場を見ても

おしゃれで洗練されたデザインも増えています。

住宅ローンも土地からの注文住宅では、まず土地のローンを組み、建物が

完成するまでにつなぎ融資を使うなど手間が増えますしね？

このような理由もあって注文住宅から建売住宅へのシフトが進んでいるのかなと

推測します。