住宅ローン変動金利上昇
不動産の動きは?
不動産業界には向かい風?
皆さんもご存知のように石破新総裁が誕生した週明けの月曜日に日経平均が
2000円近く急落しました。
それに歩調を合わせるかのように三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな
銀行、三井住友信託銀行の大手5行が10月に運用する住宅ローン金利を
発表しました。
それによりますと、変動型金利を5行すべてが0.15%引き上げるそうです。
この上昇は約17年振りのことだと言います。
この流れは地方銀行や信金などにも広がっていくものと思われます。
現に浜松磐田信用金庫も変動金利型住宅ローンの基準金利を年2.475%から
年2.625%に引き上げることを発表しました。
一般的に言われていますのは、金利が上昇すると、月々のローン返済額や住宅ローンの
総返済額がアップします。
金利が上がると「借り入れ能力も下がる」ということになります。
借り入れ能力が下がるというのは、物件の購入価格の引き下げにもつながります。
ですので不動産価格も下がりやすいとも言えるのですが、戸建て住宅の場合は
建築資材価格が高止まりしていますので、価格で吸収できるのかどうか微妙な
ところだと思います。
また、石破さんも立憲の野田さんも利上げ容認派ということですので、増税になり
月曜日の暴落の一因になったように円高に振れやすくなると巷では言われています。
そうすると都心などの海外投資マネーが今までよりは鈍化することも予想されます。
先日の基準地価の上昇地点も円安の影響を受けて上昇している地点も多くありましたので
その辺の懸念から不動産関連株も下がったようです。
ただ冷静に考えてみますと、この程度の金利の上昇や大幅な円高にでもならない限り
不動産業界にとって向かい風にはなるかも知れませんが、台風というほどでは
ないと思います。
それよりも石破氏が言っている地方創生に期待したいものですが、、(笑)