大家さん 老朽化物件は建て替えるべきでしょうか?売却すべきでしょうか?
老朽化した収益物件は、建て替えるべきでしょうか?
それとも売却するべきでしょうか?
所有収益物件の個性を知ることから始めましょう!
シリーズで考えて行きます。
まず自分の所有物件の個性を知ることから
所有しているアパート・マンションが古くなってきた大家さん
築30年、40年を過ぎた賃貸物件は、さすがに劣化が目立ち、人気も
落ちているでしょう?
家賃を値下げして対処してきたものの、それでも空室が増えてきていませんか?
そこで考えるのは、建て替えをした方がいいのか?
リノベーションをするか?それとも、売却してしまうか?
この問題は、プロでも判断が非常にむずかしいところです。
なぜなら、そのあなたが所有している不動産は、他に同じものがないからです。
簡単に「古くなったから壊して売却しましょう!」
「大規模なリノベーションをしましょう!」という提案をするわけにはいきません。
所有してきた30年~40年のあいだに、時代は大きく変わって来ています。
所有物件周辺の街並みや人口(都市化や過疎化)、商業施設、交通機関なども。
またローンは完済しているのか?
間取りや設備が、時代と合わなくなっているのか?などなど、、。
このようにあらゆる環境が変化しているはずですので、まずしなければならないのは、
改めて、ご自分のマンション・アパートの立地条件を調査・分析した上で
建替え・リノベーション・売却の判断をすべきだと考えます。
ニーズがあるのか?差別化は可能?
まずは、立地としてアパート・マンションの需要があるのかを徹底的に
調査することから始めることです。
何もニーズがない地域で、経営力もなければ建替えたとしても、数年で
また空室が発生してしまうでしょう。
要は、なぜ入居率が上がらないのかという理由を明確にすることです。
その分析をしないで、ただ古くなったというだけで、業者の勧めるまま
建替えやリノベーションをするのは、リスクが大き過ぎます。
ターゲットとするのは、「単身者」「ファミリー」?
周辺の競合物件はどうか?競合が多い場合は、ハード面やソフト面で
差別化が可能でしょうか?
駅から遠いとか、単身者の物件であれば近くにコンビニや食堂などが近くに
ない場合、ファミリーであれば、学校やスーパー、病院などが近くにない場合など
入居率が悪い、いろいろな原因があります。
その原因を明確にして、間取りや設備の工夫によってそれが解消できるものなのかを
検討します。
築年数が古くても、いろいろな工夫次第で満室稼働している物件も多くあります。
・ペット専用マンション
・防音室完備の音楽家向けマンション
・車やバイク好きのガレージがリビングから見渡せるアパート
・同じ趣味同士が集まるシェアハウス
・単身者用よりちょっと広めのスタジオタイプにする
このようなマンションは、もうすでにありますので、次回は、
最新のアイディアマンションを探してみます。