不動産買取について
こんな場合は、買取なのか、仲介なのか
ケースごとに見てみましょう!
こんなケースは、仲介か不動産会社買取か?
前回の「不動産買取のメリット・デメリット」の続きです。
今回は、ケース別に仲介がいいのか、買取がいいのかを見て行きましょう。
1.「時間が掛かってもいいから、希望額で売りたい」
これが一番わかりやすいケースで、当然仲介での売却が適しています。
ただ、希望額と言っても、不動産業者の査定を無視し相場とかけ離れた
金額で売ろうとしても、それはそもそも無理があります。
2.「築浅で立地のいいマンションを売却したい」
駅にも近く、生活施設も充実している立地の良いマンションは人気です。
この場合は、仲介でも、おそらく短期間で買主が見つかるでしょうから
売却金額を大幅に落として不動産会社に買い取ってもらう必要はないでしょう。
3.「駅近で立地はいいが、古いマンションを売却したい」
これは、どうでしょう? 立地は良いけど、築年数が30年以上経っている
ようなマンション。
この場合も、やはり仲介がいいと思います。時間は掛かるかもしれませんが、
古くても立地が良ければ買い手は現れると思います。
逆に買取では、業者に築年数の古さを指摘され必要以上に安く査定されやすく
なる可能性があります。
こう見ると、不動産の立地がいかに大切な要素になるかわかりますね?
4. 「新居が決まっているからできるだけ早く売りたい」
このケースが、一番むずかしいかも知れません。自宅の買い替えで
今まで住んでいた自宅の売却資金を、新居の購入資金に充てる場合です。
せっかくの新居を購入するのに、いつ売れるのか、いくらで売却できるのか
が明確にならないと資金計画が立ちません。
どうしても、すぐに手に入れたいという物件があり、多少安く現在の
自宅を売却しても大丈夫という方のみ、買取を選択するということに
なろうかと思います。
または、現在住んでいる自宅売却が仲介ではむずかしいというケースでも
買取を選択した方がいい場合です。
しかし、本来は、現在住んでいる自宅売却の目途が立ってから、
新居を探すというスケジュールで考えた方が、良いと思います。
その他、絶対にご近所に知られずに売りたいという人など、売却金額よりも
優先される諸事情のある方は買取という手段が考えられます。
いずれにしても、不動産会社の買取を最優先に考えるよりは、まず仲介での
売却を検討するのが、正道だと考えます。
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不動産買取のメリット・デメリット