中古マンションが新築時より値上がり?
なぜ中古マンションが高いのか?
今が買い時なのか?
8月23日の日本経済新聞に、不動産調査会社の東京カンテイが22日発表した
7月の中古マンション平均希望売り出し価格は、東京都心6区(千代田・中央・港・
新宿・文京・渋谷)で前月比1.8%高い1億2,276万円だったという記事が載っていま
した。上昇は18カ月連続だそうです。
更に8月11日の日本経済新聞の記事から一部抜粋しますと、、、
”不動産調査会社の東京カンテイが首都圏や関西地区などを対象に築10年程度の
中古マンションの6月末の平均希望売り出し価格を駅ごとに調べ、新築時の販売価格と
比較した。
東京メトロ六本木一丁目駅(港区)周辺の物件は3.69倍、東池袋駅(豊島区)が3.04倍
新御茶ノ水駅(千代田区)は3.03倍と、3カ所で3倍を超えた。
3倍超えは調査を始めた2003年以降で初めて。 六本木一丁目駅周辺では、14年に
竣工した「グランスイート麻布台ヒルトップタワー」が現在、2億6,831万円。
分譲時の平均価格は1億267万円だった。マンション向かいに商業施設「麻布台ヒルズ
が開業し、利便性が一段と向上して資産価値が高まった。
「100年に1度」といわれる再開発が進行中の大阪・梅田の中古マンションの価格も
上がっている。JR大阪駅(大阪市)周辺の物件は新築時の2.4倍となった。 ”
なぜ中古マンションの値上がりが続いているのでしょうか?
理由として挙げているのは、およそ10年前に始まった日銀の異次元の金融緩和により
マンションデベロッパーが好立地にマンションを建てたことと、24年に一時1ドル=
160円台に進んだ円安によって一段と海外の投資家が日本の都心部のマンションに
関心を示すようになったことだそうです。
但し、値上がりもそろそろピークを迎えているようで、首都圏でも神奈川、千葉、
埼玉などでは下落が始まっているようです。
浜松市のような地方都市ではほとんど関係ないかと思いますが、駅前の一条タワーの
上層階では売り出し価格より高値で中古マンションが取引された時期がありました。
しかし、現在ではそれも大分落ち着いているように聞いています。
それにしても、やはりマンションは「立地を買え」ですかね?