高齢者の賃貸マンション探し
高齢者の賃貸住宅探し
高齢者は賃貸物件を借りにくい?
少子高齢化社会の到来によって、今後も益々高齢者が増えてきます。
ここで不動産的に問題になるのは、高齢者が賃貸住宅を借りられないということです。
ある調査によりますと、不動産会社の4社に1社は高齢者が入居可能な物件が
「全くない」と答えたのだとか。
特に一人暮らしの高齢者は、より入居できる物件がありません。
その理由として挙げられるのはいくつかありますが、やっぱり一番は
高齢者は若い世代と比べて、どうしても物件内での事故や孤独死のリスクが高いと
判断されてしまうことです。
1人暮らしで部屋の中で亡くなって発見が遅れてしまうと特殊清掃が入るようないわゆる
事故物件扱いとなり、次の入居者が決まりにくくなるなど大家さん側の事情が
あるようです。
あとは、高齢者に限ったことではありませんが、金銭面の不安でしょうか?
つまり「家賃を安定して支払ってもらえるのか」という心配があります。
定年退職後は一般的に収入が低下してしまうため、安定して家賃を捻出するにはある
程度の貯蓄や年金収入が必要となります。
健康状態が悪化すれば、医療費や介護費などの負担もかさんでしまうので、若い人と
比べて収入面に不安を感じる大家さんも少なくありません。
家賃保証会社へのアンケート調査によりますと、60代で約50%弱の人は、概ね
入居審査が通るそうで、これが70代になりますと23%くらいとなり、入居審査が
厳しくなる傾向があります。
それでも預貯金額が多い人は、70代以上でも当然ながら入居審査が通りやすくなり
ます。
あとは、孤独死を防ぐために家族が定期的に訪問したり、近隣に住んでいるという
条件なら審査が通りやすくなるでしょう。
これから更に増えていく高齢者の賃貸住宅への入居は、将来的には今より借りやすい
システムが出てくると思いますが、現状ではまだ少数のようですね?