三方不動産株式会社
2024年07月11日
不動産コラム
県内路線価
路線価の動きについて
路線価は、横ばい
ちょっと遅れてしまいましたが、先週発表された路線価について触れてみたいと
思います。
路線価とは、相続税や贈与税の算定基準となり、主要道路に面した1平方m当たり
の標準価格を示します。
標準宅地とは建物の敷地になる土地を指し、住宅地のほか商業地や工業地も含みます。
簡単に言うと市街化区域の道路には値段が付いているのです。
これは、2024年1月1日時点での価格で、 静岡県内の標準宅地は前年比で
横ばいとなり15年続いた下落を脱したと新聞は書いています。
新型コロナウイルス禍を経て人流や経済活動が回復し上昇地点数は倍増しました。
しかし、一方で交通が不便な過疎地は減少に未だ歯止めがかかっていません。
下落を脱したと言っていますが、コロナ過と比べてです。
本当に回復したというならば、もっと急カーブで上昇していてもおかしくはない
はずです。
県内13税務署ごとの最高路線価を記録した地点を前年と比べると、6地点で上昇し、
横ばいが6地点、下落が1地点でした。
2023年は上昇が3地点、横ばいが8地点、下落が2地点あり、上昇地点数が倍増している
ことになりますが、実態はそんなに変わらないように見えます。
県内2位の路線価であるJR浜松駅北口は、1%の上昇ですので、回復というよりは
やはり横ばいと言った方が当たっていると思いますね。
ただ浜松市中央区和田町(国道152号通り)などのように商業施設が付近に集まって
いるところは、4.8%の上昇としっかり値上がりしている場所もあります。
しかし、今後も建設費の高騰が続くようであれば、更なる値上がりの期待は薄れていくで
しょうね?
この記事を書いた人
澤木 規行
三方不動産㈱の澤木です。
社長一人の小さな不動産会社ですが、不動産業に携わって36年間の経験と知識を生かして、皆様のお役に立てるように頑張ります。
「三方不動産に依頼して良かった!」と思ってもらえる仕事を積み重ねて行きます。
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