三方不動産株式会社
2024年08月07日
ブログ
塗炭の苦しみって?
塗炭の苦しみの由来は?
水火の苦しみとは?
日常会話ではあまり使わないかも知れませんが、「塗炭の苦しみ」という言葉が
ありますよね?
この塗炭の苦しみって、どのような苦しみかを正確に理解してるでしょうか?
私もなんとなく、さぞ悲惨な状態なんだろうくらいには想像していましたが、しっかりと
調べようという気にもなれず今日に至りました。
調べてみますと、塗炭の塗というのは「泥水」のことを指し、塗炭の「炭」は
炭火のことなんだそうです。
ですので意味は、泥や火の中にいるような耐え難い苦しみということになります。
そして塗炭の苦しみの由来は、珍しくどのサイトを見ても一致していました。
書経の仲虺(ちゅうき)の誥の一節から来ているのだそうです。
これは、紀元前十数世紀の中国で、夏王朝に代わって新たに殷王朝が樹立された
際に、新しい王朝の大臣、仲虺が書いたとされる文章のことです。
仲虺は夏王朝を滅ぼし殷王朝を作ったことの理由として「有夏(ゆうか)は徳に昏(くら)く
して、民は塗炭に墜(お)つ」と述べました。
「夏王朝は徳にかけていたため、民は泥や炭の中に落とされるかのような苦痛を
味わった」という意味です。
また似た言葉に「水火の苦しみ」という言葉もあります。
水に溺れ火に焼かれるな苦しみという意味だそうで塗炭の苦しみと微妙に違っている
ようにも思えますが、、。
どちらも酷い苦しみを意味していますが、泥や火の中にいるような苦しみか
水に溺れ火に焼かれるような苦しみかの違いです。
個人的な感想ですが、一見、表現としては水火より塗炭と言われた方がより苦しい
感じがしますが、意味を考えますと、泥や火の中にいるより水に溺れ火に焼かれると
いう方がより苦しい感じがしますけどね、、。
まあ、どちらも嫌ですよね?(笑)
この記事を書いた人
澤木 規行
三方不動産㈱の澤木です。
社長一人の小さな不動産会社ですが、不動産業に携わって36年間の経験と知識を生かして、皆様のお役に立てるように頑張ります。
「三方不動産に依頼して良かった!」と思ってもらえる仕事を積み重ねて行きます。
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