三方不動産株式会社
2024年05月27日
不動産コラム
空き家の仲介手数料改定
仲介手数料を最大30万円に
特例制度の対象を800万円まで拡大
先週5月22日の日本経済新聞に載っていた記事をご紹介します。
それに寄りますと、 国土交通省は放置空き家の市場流通を後押しするため、
不動産業者が受け取る仲介手数料の上限額を18万円から30万円へ引き上げるという
ことです。
例えば、空き家の売却価格が200万円の場合を見てみますと、、
通常の仲介手数料は、5%で最大10万円です。
低廉な空き家の場合、今までも特例を利用すれば最大18万円でしたが、
これを更に最大30万円まで引き上げるということです。
これは売却価格が400万円以下の空き家に適用されていましたが、特例制度の
対象を売却額800万円以下に広げるということです。
一般の方にはわかりにくいかも知れませんが、400万円の仲介手数料は、
18万円です。(消費税別)
800万円では、30万円となります。(消費税別)
つまり、400万円でも500万円の空き家でも800万円の空き家を売買した時と
同じ仲介手数料がもらえるということですね。
どうしてこのような改定をするのかと言えば、不動産業者に空き家の売買を
もっと積極的にやってもらいたいという狙いがあるからだと思います。
地方の郊外の空き家では、需要が見込めない(買い手が見つけにくい)となると
より販売努力をしなければいけません。
それなのに、従前のように200万円の空き家を仲介して10万円の仲介手数料では
とても費用対効果が見込めないということでしょう。
国は今後ますます増えてくる空き家問題にそれだけ頭を悩ましているということの
裏返しかも知れません。
放置空き家は、2030年には470万戸に上るとの推計もあり、国土交通省は
このように流通を促したり、解体を促したりしてなんとか400万戸に
抑えたいとのことです。
この記事を書いた人
澤木 規行
三方不動産㈱の澤木です。
社長一人の小さな不動産会社ですが、不動産業に携わって36年間の経験と知識を生かして、皆様のお役に立てるように頑張ります。
「三方不動産に依頼して良かった!」と思ってもらえる仕事を積み重ねて行きます。
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