マスターズのグリーンジャケット
なぜマスターズ優勝者がグリーンジャケットを着るのか?
きっかけは、ボビージョーンズ
マスターズ2024が、始まりましたね?
松山選手には、ぜひ頑張ってもらいたいものです。
大会に先駆けて歴代マスターズチャンピオンのみが勢ぞろいするチャンピオンズ
ディナーのニュース記事を拝見しました。
全員がグリーンのジャケットを着ている写真が掲載されタイガーウッズの後ろに
松山選手も写っていました。
それを見て私は思いました。
「なぜグリーンのジャケットにしたんだろ?」
「なにか謂れがあるに違いない」と、、、。
ゴルフ好きの方はご存知でしょうけど、ゴルフ歴の浅い私は知りませんので
調べてみることにしました。
調べてみますと「球聖」と言われたボビー・ジョーンズがきっかけでした。
1930年に全英オープンに出場するため渡英したボビー・ジョーンズは、歓迎パーティで
コースの歴代チャンピオンが赤いジャケットに身を包んでいることを知りました。
その内の一人から「勝てば進呈する」の一言を受け、ジョーンズはその大会に優勝
します。そして約束通り、その赤いジャケットを受け取ったのがキッカケだったそう
です。
同年ボビージョーンズは、グランドスラムを達成し競技から引退します。
1934年にニューヨークの実業家、クリフォード・ロバーツとともに
オーガスタナショナルをオープンしマスターズを開始します。
そしてグリーンジャケットが初めて導入されたのは1937年だそうです。
オーガスタに初めて訪れた人が、道に迷うなどのトラブルがあった場合、誰がメンバーか
すぐに分かって質問ができるように同じ色のジャケットを着ることを、ボビーが
提案したそうです。
緑色は、見つけやすいと同時にコースの芝生や木々の中で目立ちすぎないようにとの
理由で決められたそうですよ。
現在のように優勝者に贈呈されるようになったのは1949年からで、サム・スニードが
その第1号でした。
このグリーンジャケットを着用できるのはメンバーとマスターズの歴代チャンピオン
で、着用はオーガスタ・ナショナルGCの中のみで外に持ち出すことはできません。
ただしマスターズの優勝者だけは、各種のイベントなどでお披露目することができる
ようにとの配慮で優勝したその1年間は持ち出すことが認められており、翌年の
大会時には返却することになっているそうです。
歴代優勝者のジャケットは「チャンピオンズ・ロッカー」で保管されているそうです。
今年は果たして誰が最終日に、このグリーンジャケットに袖を通すのでしょうか?