入居者のための食堂
東郊住宅社さんの取り組みをご紹介します。
こんな食堂が近くにあれば、、、
今回は、面白い取り組みをされている不動産業者さんの話題です。
2017年1月25日のスーモジャーナルさんの記事から抜粋してご紹介します。
2015年にオープンした手づくりの食事を朝100円、昼・夕500円のワンコインで
毎日提供する、賃貸物件の入居者のために不動産会社が運営する食堂があります。
その名も「トーコーキッチン」。
神奈川県相模原市の不動産会社・東郊住宅社が運営する食堂です。
この食堂を始めたきっかけは、初めて一人暮らしを始めるお子さんの食生活は
大丈夫なのか?という親御さんの声からだそうです。
JR横浜線・淵野辺駅から徒歩2分ほどの商店街に立地しているこの食堂の周辺には
3つの大学(青山学院大学、麻布大学、桜美林大学)が点在しており、東郊住宅社の
管理する物件では1人暮らし用のワンルームが6、7割を占め、そのうちの8割ほどに
学生が入居しています。
そんな学生たちのために朝8時から夜8時まで毎日、朝食を100円、昼食・夕食を
なんと500円という格安価格で提供しています。
栄養のバランスを考えてつくられた日替わり定食のほか、カレーライス500円や
キッズプレート300円、コーヒー・紅茶・ルイボスティー100円、サイドメニュー50円
などのメニューがそろいます。
食堂を利用できるのは、東郊住宅社が管理している賃貸物件の入居者およそ3000人、
物件オーナー約200人、関係協力者、同社社員など。借りている自分の部屋の
カードキーで食堂に入るシステムで、鍵の保有者と同行すれば家族や友人も一緒に
入店できるそうです。
部屋探し中の人も食堂の利用体験ができるほか、近隣に暮らす人も興味があれば1度は
利用することが可能だそうです。
2017年の記事はこちらです↓
https://suumo.jp/journal/2017/01/25/126455/
そしてこの記事がきっかけでトーコーキッチンは、入居希望者や物件オーナー、
賃貸不動産業界にとどまらず、マスコミや世の中からも数多くの注目を集めました。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、WEBマガジンなど100を超えるメディアで紹介された
そうです。
そして、9年目を迎えた現在、トーコーキッチンの存在が物件選びの1つの動機と
なって、入居希望者が増え、今では入居率が99%を超えるまでになったそうです。
最後に私が感銘を受けたのは、東郊住宅社の社長さんのこのお言葉です。
「入居者の皆さんのための食堂をやろうと決めたのは、全方位にプラスの効果があると
考えたからです。入居者さんには健康な食事環境を、入居者の実家のご家族には安心を
物件のオーナーさんや当社には入居率の安定をもたらしてくれます。
それに何より、おいしいものは人を幸せにしてくれますしね」
本当に素晴らしいです。まさに三方良し!
スーモジャーナルさんの最新の記事はこちらです↓