三方不動産株式会社
2024年03月04日
不動産コラム
注文住宅が減少している
建売住宅か注文住宅か?
今後の予想は?
2023年の新設住宅着工戸数は、81万9000戸。前年比で4.6%も減少しました。
静岡県で見てみますと令和5年計の新設住宅着工戸数は、19,415戸
前年増減比1.8%減です。
内容を見ますと、貸家は5.3%増、分譲住宅6.5%増などとなっていますが、
持家だけが,-10%の減少です。
全国的に見ても、注文住宅は前年比11.4%減の22万4352戸と大きく落ち込みました。
これまで建売住宅の着工戸数は2021年までずっと注文住宅を下回っていましたが、
2022年に逆転しました。
2023年も注文住宅を上回って推移している状態が続いています。
このような状態になった理由として挙げられるのは、コロナ禍からの急速な経済の
回復によって、アメリカ、ヨーロッパ、中国などで木材需要が拡大。
それによって木材が不足して価格が急騰するいわゆるウッドショックが起こりました。
2023年に入って木材価格は落ち着きましたが、仕入れは前もって行うため、
引き続き資材高の影響をうけました。
また、円安でエネルギー価格は高騰しており、人手不足による人件費高も続いています。
このように建物価格が高騰した状況の中、土地を購入して住宅を建てる人より
土地とセットで購入でき、価格もわかりやすい分譲住宅(建売住宅)に人気が
集まったということのようです。
大手ハウスメーカーも注文住宅から建売へシフトする動きも出ています。
今年の4月からは働き方改革も始まりますので、更なる人件費の高騰も
予想され、注文住宅の減少は、今後も続くと思われます。
この記事を書いた人
澤木 規行
三方不動産㈱の澤木です。
社長一人の小さな不動産会社ですが、不動産業に携わって36年間の経験と知識を生かして、皆様のお役に立てるように頑張ります。
「三方不動産に依頼して良かった!」と思ってもらえる仕事を積み重ねて行きます。
不動産の売却や土地活用でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください!
また、不動産を購入しようかどうか迷っている方、
ポータルサイトや他社サイトでも気になる物件がございましたら、お気軽に
ご相談ください。