男子・女子の意味とは？

「子」の意味は？

先日、従妹の子供が言いました。

「大人になっても、男子とか呼ぶのおかしくない？」と。私は男子というのは、

男の子という意味ではなく、、、（笑）とちょっと不明確な答えをしてしまいました。

確かに、男子トイレ、女子トイレ、柔道男子○○級代表とか、女子ゴルフなどなど

ありますね？

子供にしてみれば、普段学校で使っている男子・女子という言葉を大人が使うことに

違和感を覚えたのでしょう。

よく調べてみますと、この場合の「子」というのは接尾辞というものだそうです。

語基の後に添加されるものということです。（通常「接尾語」と呼ばれますが、これは

独立の語ではないので、厳密には「接尾辞」と呼ぶほうがいいとか）

つまり言葉の後ろにくっついて「人」であったり、「者」であるものを指す言葉と

なるようです。

男子・女子の場合の「子」は、成人した人物を指し、「男である人（者）」

「女である人（者）」という意味になります。

ほかにも、子（し）というのは、

成人男子の敬称としても使われます。「君子」とか「夫子(ふうし)」など。

また学問・人格のすぐれた者の名に付ける敬称でもあります。「孔子」や「朱子」など。

もう一つ、帰国子女という言葉もありますね。

この「子女」というのも、「子女」の「子」は息子、「女」は娘のことを表しています。

憲法第２６条第２項にもありますね。

”すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を

受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。”と。