静岡県の基準地価について
基準地価とは?
令和5年度の変化は?
地価は、ゆっくり減少へ
生前贈与について3回に渡ってやってましたので、基準地価について触れるのが
だいぶ遅くなってしまいました。
9月19日に発表された県内基準地価ですが、林地を除く全用途の平均変動率は
前年比でマイナス0.4%でした。
15年連続の下落ですが、下落幅は0.4ポイント縮まったというのが話題でしたね?
そもそも基準地価とは、、、
3月に国から発表される公示価格とは違い各都道府県が主体となって毎年7月1日の
評価を9月20日頃に公表される土地の標準価格のことです。
評価の対象となるのは全国の約2万地点の「基準地」です。
基準地価の評価方法は公示地価とほぼ同じですが、都市計画区域内以外も含まれる点と
公示地価では2人以上である不動産鑑定士が1人以上という点が異なります。
一部、公示地価と同地点での評価もあるため、1月1日時点の「公示地価」と
7月1日時点の「基準地価」を比較することによって半年ごとの評価の動向を計ることも
できます。
今回の静岡県内の調査地点は住宅地410、商業地149、工業地26、林地25の計610地点
でした。
全国的に見ても土地の上昇割合が44.7%に上り、新型コロナウイルス禍で沈んだ20年
から倍増しています。
全用途の全国平均の前年比上昇率は22年の0.3%から1.0%に拡大し、下落が続いていた
地方圏もプラスに浮上し、地価全体を底上げしたという結果です。
まあコロナ禍と比べればこの結果はある程度予想通りとも言えますし、個人的には
戻り方に力強さがイマイチないように思いますが、、、。
今後も少子高齢化が進んでいきますので、地価はゆっくりと下落していくと思います。
物価高騰(建物価格高騰)の影響や来年度から始まる働き方改革による影響などで
これ以上需要が減らないことを不動産業者としては祈るばかりです。