住宅ローン金利の決まり方は?
固定型と変動型の住宅ローンの決まり方は?
これから住宅ローンを組むなら?
住宅ローンには、大別して「変動金利型」と「固定金利型」があります。
これらの金利は、経済情勢によって変わってきます。
では、どのように金利が決まるのでしょうか?
これは、固定か変動によって決まり方が違います。
まず変動金利は「短期プライムレート」と連動しています。
短期プライムレートとは、銀行が優良な企業に貸し出す際の最優遇貸出金利のうち、
貸出期間が1年以内の金利を指します。
そして短期プライムレートは日銀の政策金利に連動しています。
固定金利は、国債市場で取引される10年物国債の利回りを基準としています。
国債の利回りが基になるということは、インフレやデフレなど将来の物価変動や将来の
金融政策が及ぼす影響を予想して形成されます。
また、固定金利は、投資家の将来予測に応じて変動しやすい傾向があり、変動金利は
金融政策の影響を受けやすいとも言われています。
つまり変動金利より先に上がるのは予想で動く固定金利ということも言えます。
ですので、取り合えず変動金利で住宅ローンを組んでおいて、金利が上がってきたら
固定型に切り替えればいいという判断ですと、その時にはすでに固定金利は上がって
いるということになります。
金融の専門家でもない我々は、新聞記事の経済欄などに注視することが大切になります。
例えば、9月30日の日本経済新聞の記事を一部抜粋しますと、、、
”29日午前の国内債券市場で、長期金利は上昇した。
指標となる新発10年物国債の利回りは前日比0.015%高い0.770%と、2013年9月以来
およそ10年ぶりの高水準をつけた。”
このような記事を見ますと、固定型住宅ローン金利は、今後上がっていくんだろうなと
予想されます。
しかし、私がお客様から住宅ローンを今借りるなら変動型か固定型かと問われれば、
自分自身の住宅ローンを失敗した経験からも自信がありませんし、無責任なことも
言えませんので結局「専門家の方の意見を聞いてみてください」と逃げるように
しています。(笑)