かき氷のシロップは、すべて同じ味？

かき氷シロップは、全部同じ味だというのは本当か？

かき氷のシロップは、みんな同じ味だという記事を目にしました。

「そんなバカな？」「イチゴ味とレモン味は、完全に別物でしょ？」「確かにイチゴは

イチゴの味がするぞ」「いやいや、どう考えても違うでしょ？」と思いつつ、いくつかの

サイトで確認しましたが、どうやら本当みたいです。（笑）

念のためですがここでいうシロップというのは、最近よくあるおしゃれなかき氷に

使う果物の生果汁を使ったオリジナルシロップやカルピス、練乳などとは

違います。

夏祭りの屋台で売っているような昔ながらのかき氷シロップのことです。

さて、この実証についてですが、味覚センサーを使っての実験やある大学での研究結果、

シロップ製造メーカーへのインタビューなどいろいろなサイトで様々なアプローチを

されていました。

その結果は、香料と着色料以外の原料はすべて同じということでした。

かき氷シロップの主な原料は、甘い液体である「果糖ブドウ糖液糖」。

これに、「イチゴ味」なら、赤い着色料とイチゴ風の香料を加えます。

「メロン味」なら、緑の着色料とメロン風の香りを加えます。つまり、シロップに

使われるベースの味は同じで、違いは色と香りだけだったのです。

人は、味覚だけでなく、食べ物の色や香り、そして「これはイチゴだ」といった

思い込みによって、味の感じ方が変わるそうです。

私たちが感じている「○○味」は、味覚の情報に色や香りといった複数の情報が

脳によって組み合わせて作られた、ある種の幻覚なのだと、、。

我々の舌って、意外とバカ舌？（笑）

それともやはり人間は脳がすべてのコントロールを司っているということなの

でしょうか？