自転車ヘルメット　努力義務化へ

なぜ自転車ヘルメットが努力義務化されるのか？

来週４月１日より自転車に乗る時にはヘルメットをかぶるように努めなければ

ならないことになります。

具体的には、道路交通法では令和5年3月31日までは『13歳未満の子どもに

ヘルメットをかぶらせるよう務めなければならない』となっていましたが、

令和5年4月1日より『自転車に乗るすべての人がヘルメットをかぶることに

努めなければならない』と改正されます。

つまり、完全な義務化ではなく「努力義務化」です。

ですので、罰則も発生しません。

とは言えこの法改正になって背景には、自転車による事故の増加があります。

警視庁による資料では、平成29年から令和3年までの東京都内の自転車乗車中による

死者の約7割が、頭部に致命傷を負っています。

また、ヘルメット非着用の場合、着用時と比べ、致死率が約2.3倍も高くなってしまう

結果が出ているのです。

自転車用ヘルメットは、ネットで見ますと３０００円前後くらいのものから

５万円くらいするものまで様々なヘルメットがあります。

最近では、見た目がまるで帽子のようなおしゃれなヘルメットも出ています。

いずれにしても安全性の高いヘルメットを選ぶために、SGマークがついているものが

お勧めです。

一般財団法人製品安全協会の基準に合格した商品のみに与えられるもので、安全性が

保証されています。

SGマーク付きの製品に欠陥があり、人身事故が起こった場合、賠償措置が実施される

のも特徴です。

自分を守るためのヘルメットと同時に、万が一の事故の場合に助けてくれる

自転車保険もお忘れなく。