ミートソース？ボロネーゼ？

ミートソースとボロネーゼの違いは？

スーパーマーケットでレトルトのパスタソースを見ていて気付いたことがあります。

昔？は、パスタソースといえばミートソースが多かったように思うのですが、

最近はボロネーゼと呼んでいるものが増えてきているようです。

無知な私は、ミートソースのちょっとオシャレな言い方がボロネーゼなのかと

最近まで思っておりました。（笑）

調べてみますと、両者の違いが私にもわかりましたのでご紹介することにします。

「なにを今さら言っているのだ？」という方は、この記事を飛ばしてくださいませ。

まず「ボロネーゼ」とは、正式には「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ」という名前で、

ボローニャ風のラグー（煮込み料理）を意味します。

当初イタリアでは、パスタにかけずそのまま食べるのが主流だったそうですが、

ある時からボロネーゼパスタとして食べられるようになり現在に至るそうです。

「ミートソース」とは、ボロネーゼがアメリカ風にアレンジされたもの。

元々イタリア移民がアメリカに持ち込んだものが、アメリカ進駐軍によって日本に

浸透していったのが起源とされています。

アメリカ進駐軍によって日本に持ち込まれた際には、日本人の舌にあうように

アレンジされたものが現在のミートソースになったのだとか、、。

また、ボロネーゼはミートソースよりも肉が粗目でより肉肉しい仕上がりが大きな

特徴なのに対し、ミートソースはソースにケチャップやウスターソース、砂糖などを

使用するためボロネーゼよりも甘さが際立ちます。

本場イタリアでは、ボロネーゼにはきしめんのような平たいタリアテッレ（もしくは

フィットチーネ）が使われ、それら以外の麺で作ったものはボロネーゼとは呼ばれ

ないそうです。

こうして見ますと、ミートソースはナポリタン同様、日本で生まれたパスタと

言えるかも知れません。

考えてみますと、私の学生時代、スパゲッティーといえば、ミートソースか

ナポリタンしかありませんでしたからねー。