脳手術を受けながら演奏?
脳手術を受けながら楽器を演奏した例は?
ジストニアとは?
痛くないの?
今週月曜日だったかと思いますが、新聞等で報道されたサクソフォンを吹きながら
脳腫瘍摘出手術を受けたというニュースがありました。
もう少し詳しく調べてみますと、、、
”ある音楽家が今週、イタリアで脳腫瘍を摘出した。9時間に及ぶ手術で、彼は目を
覚まし、完全に意識を取り戻しただけでなく、サックスを演奏しながら過ごした。
この35歳の男性患者は、月曜日にローマのパイデイア国際病院で手術を受け、
木曜日の早朝に退院した。
脳神経外科医で覚醒下手術の専門家であるクリスチャン・ブローニャ医師は、
CBSニュースに「腫瘍の除去は成功し、患者への悪影響はなかった」と語った。
ブローニャは、高度に専門化された10人の国際チームを率いて、最先端の技術を
駆使してこの手術を行った。
「腫瘍は脳の非常に複雑な部分に位置していたのです。しかも、この患者は左利きです。
脳の神経経路がより複雑になっているため、事態をより複雑にしていました。」"
同医師によると、C.Z.としか特定されていない彼の患者は、手術中、1970年の映画
「ラブストーリー」のテーマ曲と、イタリア国歌を様々な場面で演奏したという。”
(まとめまとめから引用)
また、このような例は今回が初めてではなく過去にもありました。
2020年には、英ロンドンの病院でプロのバイオリン奏者がバイオリンを弾きながら
脳外科手術を受ける出来事がありました。
2017年には、インドの病院で脳などの障害から筋肉が思うように動かなくなる
神経疾患「ジストニア」を患っていたインド人の男性が、ギターを弾きながら脳手術を
受けて見事回復を果たした例などもあるようです。
「ジストニア」というのはその道を極めた人のみが突然発症するもので、
例えばピアノを極めた人が日常生活では何も問題がないのに、ある日突然思うように
手が動かなくなるという病気だそうです。
多くの人は心の病と判断しその道を諦めてしまう人が多かったのですが、
近年になって実は脳の病と判明。
「ジストニア」は何度も同じことを繰り返したことにより脳が指令異常を起こして
しまうのだそうです。
しかし、素朴な疑問で「麻酔はかけないの?」「痛くないの?」って思いますよね?
実は頭皮にだけ麻酔をかけ手術を行い、脳や神経には痛みを感じる感覚がないと
いうことらしいですが、、。
いやー私ならやっぱり遠慮しときますけどね。(笑)