オンライン内見者増加
オンライン内見を実施した人の動向について
オンライン内見者は、決断が早い?
(株)リクルートはこのたび、「2021年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)」の結果を
発表しました。
これは2021年4月1日~2022年3月31日に賃貸住宅へ入居し、物件選びに関与した全国
18歳以上の男女を対象として、2022年6月10~28日にインターネット調査を実施し
1,282件の有効回答を得たものです。
この調査の中で興味深いのは、物件の見学スタイルの変化です。
オンライン内見のみを実施・・・・・・・・・20.6%
オンライン内見・対面での内見併用者・・・・・6.8%
つまり、賃貸物件を決めるのに実際に部屋の中を見ないでオンラインを利用して
物件を決めた人が、3割近くもいるという実態です。
これは前回調査時よりも、8%近く増加しています。
おもしろいのは年代別にオンライン内見者が最も多いのは、男性30代の38.5%
最も少ないのは、女性30代の20.2%ということです。
年代ではなく男性は、部屋を決めるのに女性ほど慎重ではないということでしょうか?
見学した物件数を見ると、オンライン内見のみ実施者では平均2.5件、
オンライン内見・対面での内見併用者では平均4.4件、対面での内見のみ実施者では
平均3.1件だったそうです。
これも、現地に行って部屋を見るより、オンライン内見者の方が、物件数を
見ていないという意外な結果です。
もう少し詳しく見てみますと、決定までに見た物件数は、、
オンライン内見のみ実施者では
1件のみ・・・・・43.8%
2~3件・・・・・36.6%
4~5件・・・・・13.6%
6件以上・・・・・6.0%
実際に部屋を内見した実施者では
1件のみ・・・・・26.1%
2~3件・・・・・41.9%
4~5件・・・・・21.0%
6件以上・・・・・11.1%
これは、オンライン内見のみの人の方が、決定までに見た物件数が少ないと
いうことですよね?
この結果は、どう捉えたらいいのでしょうか? 性格の問題?(笑)