なぜ「社会の窓」と言うのか?
社会の窓という表現はどこから来たのか?
こども電話相談室から
六輔節をお聞きください
「社会の窓」この言葉、今では、死語になっているんでしょうか?
男のズボンのファスナーが開いていると「社会の窓が開いてる」って言いましたよね?
最近では使われないのでしょうか? だったら、今は何て言ってるんですか?
そもそも、「なぜ社会の窓って言うんでしょうか?」
変なモノでも食べたのか?突然おかしなことを考え始めてしまいました。(笑)
それでも、やっぱり気になりますので調べてみました。
すると、タイムリーなことに懐かしいTBSラジオ「全国こども電話相談室」アーカイブ
に答えがありました。
今は亡き永六輔先生が、子供の質問に答えていますので、一部抜粋してご紹介します。
Q:ズボンのチャックがなんで「社会の窓」っていうんですか? (小学4年 男の子)
(私の疑問は、小学4年生と同じかぁ)
永先生:えー、はっきりいって、わかりません…というよりは、社会の窓だったら、
開けとかなきゃいけないじゃですか。社会に向かって窓を開けておく、いろんな情報が
そこから入ってくる、情報を発信する、っていう意味で社会の窓は大事ですから、
それは開けとかなきゃいかないのね。でもそういう意味で使ってないでしょ。
閉めときなさいっていう意味で使ってるでしょ。
中略
じゃあ、なんで、ズボンのチャックのことを社会の窓、チャックっていうのは最近で
昔はボタンでしたからね、ボタンの時にはあんまりなかったんだけど、
昔はチャックではさんでケガした子がいっぱいいたの。
こども:へー。
永先生:慣れて無くて。意味分かる?おちんちんはさむと痛いんだよ。
こども:うわっー!!
永先生:大人でも小沢昭一さん、はさんだりしてたからね。
と話が脱線していきまして、、、(笑)その後、局側の調べで答えがわかります。
それは、昭和23年から放送されていたNHKのラジオ番組『インフォメーションアワー
社会の窓』に由来しているそうです。
永先生:それは、常に社会の裏側を深くとらえた番組で、普段隠されている大事な物が
見えてくる内容だったので、普段隠されている大事な物の前にあるのが社会の窓と
いう…。ラジオの番組から来ているんだって。
こども:へー。
永先生:へーですよね。僕も勉強になりました。
おねえさん:大事な物が隠れてる、前にあるものってことなんですね。
永先生:社会の窓が大事な物を外に出して見せたんですよね。隠されている大事な物。
別に隠している訳じゃないんだけどね。
おねえさん:隠しているんじゃないんですか?
永先生:隠れているだけで、隠しているんじゃないんじゃないですか?
大事なものなんだもの。
おねえさん:そうですよね~。どう?
こども:よくわかりました!!!
いいですねー、永六輔先生。この味のある言い方が懐かしいです。
今回は、下ネタブログになってしまいすみません。