焼き餅(やきもち)の由来は?
やきもちの由来は?
嫉妬にまつわることわざとは?
ある小説を読んでいましたら、その作者が「やきもち」を「焼き餅」と表現して
いました。
普段はあまり気にも留めない言葉ですが、なんか漢字で「焼き餅」って書かれていると
妙に気になり「いったいなぜ焼き餅っていうようになったんだろう?」と思い
始めました。
そこで、今回はやきもちについて調べてみました。
まず「焼き餅」って言葉は、いつ頃から使われるようになったのか?
いろいろ調べてみましたが、、、わかりませんでした!(笑)
『ウィキペディア(Wikipedia)』には、、
焼き餅(やきもち)
・あぶり焼いた餅の事。
・おやきの別名
・自分が愛情を注いでいる人が、自分以外の人に愛情を注ぐ、又は注がれるのを嫌う事を 「焼き餅を焼く」と言う。嫉妬を参照。
・焼餅 (中国) - 中国のパンの一種。
・焼餅 - 徳島市の伝統菓子。滝の焼餅参照。
と書いてあるだけでした。
ただ「古事記」に、 「甚為嫉妬」(いたく嫉妬したまひき) というものがあると
いうことはわかりました。
つまり、西暦700年頃の日本人は、「焼き餅」ではないですが、「嫉妬」という
概念を既に持っていたことになります。
まあ昔も今も同じ人間ですから当たり前といえば当たり前ですよね?
やきもちに戻りますと、やきもちの由来は、、
嫉妬することを「妬く(やく)」と言うことから、「焼く」に掛けて、洒落で「餅」が
添えられたという説。
「妬く」と「気持ち」から「妬く気持ち」となり、「焼きもち」になったと言われる
説。
嫉妬した時の膨れっ面と、焼いた餅の膨れる姿が似ていることから、「焼き餅」に
なったとする説もあるようです。
また、ほとんど会話では使われませんが、ねたむこと・嫉妬することと同じ意味で
「悋気」(りんき)という言葉があります。
「悋気せぬ女ははずまぬ鞠」ということわざがあります。
「嫉妬しない女は、まるで弾まない鞠のようで、つまらない」という意味ですね。
「嫉妬心がない女は、張り合いや刺激が無く、弾まない鞠のように退屈である」とは
昔からやきもちは、こんなふうに思われていたのでしょうか?(笑)
もっとも、やきもちは、女だけとは限らないですけど、、。
明日から15日まで、夏休みを取らせて頂きますのでブログもお休みです。