これからは、防音の賃貸住宅?
気になる騒音とは?
大声で応援しながらスポーツ観戦ができる部屋
コロナの影響でテレワークが多くなり、自宅にいる時間が増えて来ました。
そうなると、必然的に「音」が気になります。
テレワーク時に集中力が妨げられやすい騒音や音漏れは、3つの種類に分けることが
できます。
・屋外から聞こえてくる騒音
電車が通る音や踏切の警報音、工事の音、チャイムや子供の遊び声などが挙げられる
ほか、昼間の交通量が多いエリアでは車・バイクが通る音などですね。
・家の中の生活音
掃除機や洗濯機、テレビの音、食器を洗っている音、子供の声やペットの鳴き声、
話し声など仕事の集中力が下がる生活音は挙げ始めたらキリがありませんね。
・Web会議や通話中の音漏れ
逆にWeb会議や電話の音漏れが家族の迷惑になっていたというケースもあります。
特に共働きで夫婦ともにテレワークをしている家庭では、会議中の相手の話し声が
気になって仕事に集中できないということもあります。
最近は、このような「音」が原因で引っ越しをする人が増えているようです。
賃貸物件の構造でいうと、木造 < 鉄骨造< SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造) <
RC造(鉄筋コンクリート造)の順番で防音性が高くなるといわれています。
また、「間取り」によっても防音性は違います。
隣の部屋とどのように接しているかで防音性は変わります。
たとえば寝室と居間が隣り合っていると、常に生活音が聞こえてくるためトラブルに
なることがあります。
コロナによって、家にいる時間が長くなり、このような防音に対する意識が、
強まったことを受けて、防音賃貸マンションの建設も増えています。
楽器演奏やホームシアターでのスポーツや映画鑑賞といった趣味の活動、YouTuber等の
創作活動やテレワークなど音を気にせずに生活できる空間を求める動きは今後
ますます加速していくものと思われます。
昔から音楽家のための防音賃貸マンションというのはありましたが、家賃も
非常に割高でした。
しかし、防音マンションが増えて来て、防音設備が標準化すれば近い将来には
エアコンやオートロックのように防音も当たり前の設備になるかも知れませんね?
大家さんも、防音に注目ですよー。