なぜ子犬の価格が高騰してるの?
ペットの価格高騰の理由を調べてみました。
コロナの影響だけではなさそう
最近ペットショップに行かれたことがあるでしょうか?
今、驚くほど犬や猫の価格が上がっているのに、ビックリしますよね。
ちょっと前まで、高くても15,6万円だった子犬が、今は30万円前後しています。
人気の犬種では、70~80万円なんてのも珍しくありません。
今年の春頃から急騰していると聞けば、コロナ禍の巣ごもり需要かと思うでしょう?
確かに、コロナ禍の影響は大きいと思いますが、調べてみると、どうもそればかりでは
ないようなんです。
2012年に動物愛護管理法改正によって、ネット販売が禁止され対面販売のみと
なりました。
それによって、店舗維持費などコスト増となり、それがペット価格に反映され
高騰するという過去がありました。
と同時に、この改正についていけない販売業者(ブリーダー、ペットショップなど)
の数も減って来ていました。
それによって、市場に出回る子犬の数が減り、価格が高騰したのです。
そして、ここに来て、来年6月に改正動物愛護管理法が施行される予定で、
一層規制が強化されるようなんです。
例えば、ゲージの大きさも
縦 体長の2倍 × 横 体長の1.5倍 × 高さ 体高の2倍以上と
なります。
そして、1日3時間以上は子犬を運動させることが義務化されます。
また、店員1人あたりの販売数も限定されます。(繁殖犬15匹、販売犬20匹)
子犬たちにとっては、劣悪な環境が改善され本当に喜ばしいことだと思います。
ペットショップへ行くと、狭いゲージに閉じ込められてる子犬を見ると誰もが
可哀そうに感じるのではないでしょうか?
しかし、販売業者側にとっては、ますます広いスペースや従業員の確保が、喫緊の課題と
なります。
そこにコロナの巣ごもり需要も重なって、需要と供給の関係からも
価格が高騰しているというのが現状のようです。
規制強化となるのは来年ですので、価格の高止まりは当分続くものと予想されます。
原宿の竹下通りでは、ファッション関連のお店が次々と閉店に追い込まれ、それに
変わって進出してきたのがペットカフェだというニュースを観ました。
ペットを可愛がるのはいいですが、アクセサリー感覚でペットを飼って
飼育放棄ということにならないことを、祈ります。