週休3日制?
週休3日制 アイスランドの実験結果
週休3日制にする意味は?
なぜ週休3日制にするの?
先日、アイスランドで給料そのままで週休3日制にする実験が行われて
大成功を収めたというニュースがありました。
具体的には、アイスランド政府が支援した2回の実験に、100の職場から2500人以上が
参加したそうです。これはこの国の生産年齢人口の約1%に相当する数です。
第1回目は、2014年から2019年まで、レイキャビク市で実施され、当初は保育所や
サービスセンターの職員の労働時間を週40時間から35時間に短縮しました。
その後、対象は市長室やケアハウスのスタッフにまで拡大。
第2回目は、2017年から2021年にかけて実施され、複数の政府機関に所属する440人の
公務員が労働時間を短縮しました。
その結果を簡単に言うと生産性の低下は見られず、幸福度が向上したということです。
個人的な意見では、これを見てすぐに日本でやれるかというと、まだまだ時間が
掛かるのかなと思います。
そもそもアイスランドの人口は、約36万人で、浜松市の人口の半分以下です。
この規模であればある程度の成功を収めることも可能ではないかと思いますが、、。
スペインやニュージーランドでも同様の実験が行われていると言いますし、
日本でもユニクロのファーストリテイリングやヤフージャパンなどは、すでに
選べる週休3日制を導入しています。
では、近年なぜ週休3日制が議論されるようになったのでしょうか?
長寿社会となり定年が延長され、以前のような55歳くらいの定年から70歳くらい
まで働かないといけない社会になりつつあることが挙げられると思います。
それとAIの進化によって、人間がやる仕事がどんどん機械やロボットに取って代わる
ようになって来ます。
そうすると、「一つのスキルだけでは食べていけなくなる」とある識者の方が
仰っていました。
若い時から、能力開発やスキルアップをしていかないと生き残れない時代が来るとも、、
「ひとつの仕事を真剣に1万時間やれば、なんとか一人前になる」と聞いたことが
あります。
それであれば、週休3日のうち1日をその時間に充てるとすると約5~6年で
ひとつのスキルをマスターできるという計算になります。
単純に週休3日だと喜んでばかりはいられない時代が来るかもしれませんね?
まあ私は、その頃には週休7日になってるかも知れませんけど、、。(笑)