野球人口の減少と女子野球
野球人口の減少の現状
女子野球について
女子野球の競技人口が増加!
野球人口が減少していると、10数年前から言われてはじめています。
データを調べてみますと、
日本スポーツ協会傘下のスポーツ少年団に所属する小学生の団員数は、2007年には
約17万人だったのに対し、2017年には約12万人。
そして、日本中学校体育連盟のホームページによると、2007年には約30万人
だった軟式野球の部員数は2018年には約17万人と、約10年の間におよそ
半分近くに減ってしまっています。
また、日本高野連によると、高校生の年代は2010年に約17万人いた部員数が、
2019年には約14万人と3万人あまり減ってしまったということです。
その理由としては、
そもそも少子化ということもありますが、割合的に野球人口の減少はそれを
上回っています。
考えられる理由は、少年野球が楽しくできないとか坊主にしたくない、道具を揃えるのに
お金がかかる、高校野球の練習が厳しい、野球をする場所がないなどが挙げられます。
確かに少年野球の指導者を見ていると昔ながらの封建的な指導をしているチームを
時々見かけます。
それが悪いとばかりは思いませんが、今の子供には合っていないのかなと感じることも
あります。
しかーし、野球界にとって暗いニュースばかりではありません。
なんと近年、女子野球は、野球人口が増えているそうなんです。
全日本女子野球連盟によると、2016年に約1万5000人だった競技人口が
2019年には約2万1000人に増加。
全国高校女子硬式野球連盟の加盟校、登録選手数も2019年の32校、約970人
から、2年で40校、約1100人にまで増えたということです。
小学生の全国大会「NPBガールズトーナメント」も始まり、2013年には
30チームだった参加チームが、2019年には42チームにもなったとか。
とにかく、女子野球が元気みたいなんです。
お父さんたちにとって楽しみの1つだった地上波でのプロ野球中継が減って
来ていますが、近い将来、女子プロ野球チームの中継で盛り返すなんてことも
夢ではないかも知れませんよ。