WHISKYとWHISKEYについて
なぜウイスキーには、WHISKYとWHISKEYがあるのか?
移民の違いが?
みなさん、ウイスキーには、WHISKYとWHISKEYの2つの表記があることに
お気づきでしたか?
お酒好きの方は、ご存知かも知れませんが、今日はなぜWHISKYとWHISKEYの
2つのスペルがあるのかについて調べてみました。
まず世界の5大ウイスキーと呼ばれているのがスコッチウイスキー、アイリッシュウイ
スキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、ジャパニーズウイスキー
です。
このうちアイリッシュとアメリカンが「whiskey」
スコッチ、カナディアン、ジャパニーズが「whisky」と表示されます。
ウイスキーの起源は未だ明らかになっておらず、現在でも、スコットランドと
アイルランドが『我が国こそが元祖!』とお互いに主張し合っています。
表記が分かれた理由も諸説あるようですが、アイルランド人が自分達の優位性を
主張して、アイリッシュウイスキーをスコッチと区別させるために、
「WHISKY」にEを足して表記するようになったという説が強いようです。
そのため、一般的にスコットランド産のスコッチウイスキーでは「WHISKY」、
アイルランド産のアイリッシュウイスキーでは「WHISKEY」となっています。
では、アメリカンウイスキーとカナディアンウイスキーの表記の違いはというと
アメリカ大陸への移民の中でも、カナダへの移民はスコットランド人が
多く、アメリカへの移民はアイルランド人が多かったという理由があるようです。
その移民たちがそれぞれにウィスキー造りに多く携わったので、このような表記の
流れの違いを汲んで現在のようになったといいます。
最後にジャパニーズウイスキーについては、みなさまご存知の竹鶴政孝が1918年に
スコットランドに渡ってスコッチウイスキーについて学んだからですよね?