DIY賃貸とは?
DIY賃貸とは?
自分好みの部屋を作ろう!
DIY賃貸という言葉を聞いたことがないでしょうか?
個人住宅を良好な状態で賃貸するためには、貸主(家主)が必要となる改修や管理・
修繕等を行うことが一般的です。
しかしながら、物件が古くなり貸主には改修費用を独自に負担することは難しいが
現状のままであれば貸してもいいというニーズがある一方で、借主(入居者)には
自分の好みの部屋に住みたいというニーズもあります。
DIY賃貸住宅とは、このようなお互いのニーズの中から生まれて来たもので、
簡単に言ってしまうと、「借り主が住まいに手を加えられる物件」ということに
なります。
国土交通省では、個人住宅の賃貸流通の促進に向けて、平成28年にDIY型賃貸借に
関するガイドブックを公表しました。
こちらです↓
https://www.mlit.go.jp/common/001127624.pdf
このガイドラインにもありますように、通常の賃貸契約とは別に
DIY工事の申請書を借主から大家さんに事前に提出し、その承諾書を大家さんから
取り付けて、さらに工事に必要な詳細、取り決めに関する合意書を交わすようにと
いうことです。
具体的には、
・改装費用の負担は借主か貸主か
・工事の実施者は、借主か貸主か
・原状回復義務はありかなしか
などの項目を事前にきちんと決めておく方が良いでしょう。
DIY賃貸物件は、一般的に築年数が古い物件が多いですので、
「相場より安めの賃料」「原状回復義務がない」などが多いようです。
その場合は、DIYの費用・工事負担が借り主というケースが多いようですが、
これは、一概に言えませんので、貸主と借主との話し合いでということに
なります。
世界でひとつだけのオリジナルの部屋を作りたいという方は、意外に多く
いらっしゃるようです。
また、退去立会いでもめることもないのも、このDIY賃貸の良いところかも
しれません。
さらに、自分が愛着を込めて作った部屋に次の入居者が住み、またその人が
その部屋を自分好みに仕上げていくなんていうのも、嬉しいようですよ。
ですので、大学の先輩が後輩を連れてくるなんてこともよくあるようです。
そうなると、大家さんとしては、募集の手間も省けて助かりますよね?