猫俳句大賞
猫俳句大賞の句をご紹介します。
にゃんにゃんにゃん
一昨日2月22日は、にゃんにゃんにゃんで猫の日なんだとか。
そんなサイトを見ていましたら、猫俳句大賞なるものがあることを発見しました。
犬好きの私は、それなら犬俳句大賞もあるかもと思い、探してみましたが
犬の俳句はたくさんありましたが、残念ながら単独の犬俳句大賞というものは
ありませんでした。
猫俳句大賞に戻りますと、「猫俳句大賞」は、その名の通り、猫をテーマとした
俳句コンテストです。
今年が第2回ということで、応募総数14,992句の中から、大賞が選ばれました。
(毎年猫の日に大賞が発表されるようです。)
おそらく昨年の第1回の応募総数が5,332句ですから、今年は3倍近い
応募があったことになります。
では大賞に選ばれた句をご紹介します。
ダービーやテレビの前に猫二匹
兵庫県 森崎 重夫さん
選評を抜粋しますと
”日本ダービーをテレビ中継で見ている二匹の猫。それだけの絵である。
だがこの風景をじっくり思い浮かべてほしい。猫が馬の競争を凝視しているのだ。
猫はむろん馬券など買えるわけもなく、ただテレビ画面に惹きつけられている。
夏の季語「ダービー」もよく効いているのだ。
上五・中七の「ビ」、下五の「ヒ」のi音も響き合い、動詞が一つもない。
猫俳句ならではのじわじわ来る滑稽味がいい。”
ついでに第1回の大賞もご紹介します。
欄干は一本道や猫の恋
愛知県 有本仁政さん
選評は、人間にとっては橋などに設ける転落を防ぎ、装飾的な柵ともいえる欄干だが、
猫にとっては「一本道」になる。まずその発見に眼を見張った。
「欄干は一本道や」という詠嘆を含んだ断定がいい。では、何の一本道なのか。
恋の一本道なのである。欄干を歩く猫の向こう側に恋の相手がいるのだろう。
欄干を真っ直ぐ進みながら、一途に恋へと向かってゆく。
猫俳句大賞受賞者には、副賞として10万円が進呈されるとのこと。
あなたも、挑戦してみます?
猫俳句大賞のホームページはこちらです