地価DIマイナスに 静岡県
静岡県の地価DIについて
浜松の地価予想値は?
今後は、どうなる不動産価格?
先日昨年の10月1日時点での地価動向判断指数(DI)が発表されました。
まずこのDIとは、Diffusion Index(ディフュージョン・インデックス)の略で、
主に経済等の現況や先行きについての定性的な判断や意見を集計し、
上昇・下降、拡張・収縮などの動きを示す指数として加工したものであり、
変化の方向性を示すものです。
その指数(上昇傾向と答えた割合から下落傾向を引いた値)が、マイナス30.2と
なりました。
静岡県内の宅建業者1000社を対象に実施し、590社が回答したものです。
従来の人口減少や災害リスクに加え、新型コロナウイルスによる経済停滞が
重しとなった結果と言えると思います。
更に浜松地区に絞ってみますと、(回答社数132社)
Q・令和2年10月1日現在の地価動向は、6ケ月前(4月1日)と比較して
どのように感じていますか?
上昇傾向 0.8%
やや上昇傾向 2.4%
横ばい 58.7%
やや下落傾向 26.2%
下落傾向 11.9%
Q・6カ月後(令和3年4月1日)の地価動向は、現在(令和2年10月1日)と
比較してどうなると予想されますか?
上昇傾向 0%
やや上昇傾向 3.1%
横ばい 38.3%
やや下落傾向 46.9%
下落傾向 11.7%
これをDI化しますと、令和2年10月1日現在の実感値は、-23%
令和3年4月1日の浜松の地価予想値は、-33.6%となります。
浜松の不動産会社は、このように見ているということをご理解頂ければよろしいかと
思います。
3月には、国土交通省が全国の地価公示価格を発表します。
これは令和3年1月1日現在の数値となりますので、この結果に注目です。